MEOとは?対策の具体的な手順と上位表示方法、評価ポイントまで徹底解説

MEOとは、Map Engine Optimization(マップ検索エンジン最適化)の略で、「ローカル検索」「ローカルSEO」とも呼ばれます。実際にユーザーに訪れてもらいたい「場所」がある方は必見です。

MEOとは

Googleマップにおける検索結果の表示順位を上げることを、「Map Engine Optimization(マップエンジン最適化)」、略してMEOといいます。
検索対策のWEBマーケティングとして代表的なのはSEOですが、MEOも広義にはその中に含まれるものです。地域情報と密接に関わるため、ローカルSEOと呼ばれることもあります。

MEOをとくに必要とするのは、店舗や施設など、実際にユーザーに訪れてもらいたい“場所”をもつビジネスです。
MEO対策を行うと、ユーザーのMAP検索から来店への誘導がしやすくなり、売上のアップにつながると期待できます。

MEOの目的

MEO対策で実現できることは、かんたんにいうと、ユーザーが地図検索をしたときに、自社がもつ店舗や施設の情報を表示させやすくすることです。
行きたい場所を探しているユーザーへ的確にビジネスの情報を届け、来訪を促すことがMEOの最終目的となります。

近年、スマホやタブレットのシェアが拡大し、検索デバイスを持ち歩く消費者の数が増えました。加えてWi-Fiの整備や5G開通の回線により、通信環境も改善されています。ユーザーにとって、自分が「知りたい」や「欲しい」「食べたい」と思ったものごとをいつ・どこでも簡単に探せる環境になっているのです。

外出や移動中のユーザーが、自身の現在地などの位置情報にもとづいて検索することをロケーション検索と呼びます。MEOは、まさにロケーション検索に対応するための施策です。
ロケーション検索における表示順位をあげて認知度を高めつつ、情報を目にしたユーザーに「行きたい」と思ってもらえるような魅力的な発信をすることがMEOでは重要となります。

MEO対策とSEO対策の違い

SEOは、「Search Engine Optimization」の略で、検索エンジンでの表示順位向上を目指すものです。
MEOもSEOもユーザーの検索行為への対策となりますが、費用や対策方法に違いがあります。

費用

SEOよりもMEOのほうが、比較的ローコストで実施できるケースが多いです。
もちろん、実際にかかる金額は事業規模や商材などにより変動します。ですが、相場をみると、約1.5万円~/月がMEO対策でかかる費用の目安です。また、 コーディングなどの専門的な知識やスキルが必要なく、やり方さえ調べれば誰でも挑戦できるハードルの低さもあります。

SEOの方が高額となる理由は、施策を行うにあたってWEBマーケティングの知識やノウハウが必要かつ、コンテンツの制作が求められるためです。本格的に実施しようとすると、SEOに詳しいマーケターやコンサルタント、制作スタッフなどの人件費がかかります。

外部委託する場合も、難易度の高さからMEOよりも高額になりやすく、月額5万円程度以上発生するケースが多いでしょう。

対策方法

前提として、SEOとMEOとでは検索に対して上位表示させたいものが異なります。
SEOの場合、検索結果画面での上位表示を目指すのは自社のHPやECサイト、ブログなどのWEBコンテンツです。一方、MEOではGoogleビジネスプロフィールの掲載情報をいかに上位表示させるかが焦点となります。

Googleビジネスプロフィールとは、Google上に自らのビジネス情報を登録して、一般公開できるサービスです。ロケーション検索で表示される情報とは、このGoogleビジネスプロフィールに入力されている内容となります。

対象とするものがそもそも違うため、SEOとMEOとでは対策の方法も下記のように異なっています。

SEO…検索キーワードの選定、キーワードに対応するコンテンツの作成や内容の改善、Googleにクロールしてもらいやすくするためのサイト構造の最適化など
MEO…Googleマイビジネスの掲載情報の充実化や定期的な更新、写真やQ&Aなどのユーザーにとって役に立つ情報の掲載など

MEO対策のメリット・デメリット

店舗ビジネスや地域ビジネスを展開しているのであれば、MEO対策は最重要項目として取り組むべきWEBマーケティングの施策です。実施すれば、さまざまなメリットを受けられると期待できます。
ただし、必ずしもよい面ばかりではなく、デメリットや事前に気を付けておきたい点もありますので、対策を実施する前に抑えておきましょう。

MEOのメリット

MEO対策には、以下のようなメリットがあります。

メリット1.ユーザーの目に情報が入りやすい

MEOで対策するGoogleビジネスプロフィールの掲載情報は、Googleマップ上だけでなく自然検索の検索結果画面にも表示されます。また、表示される位置は、画面上部の目立つ位置です。

たとえば、「渋谷 中華料理店」とGoogle検索をしてみてください。PCであってもスマートホンであっても、自然検索結果のページ名よりも上部に、地図とともにいくつかの店舗の情報が表示されているのではないでしょうか。

メリット2.来訪する見込みの高いユーザーに訴求できる

ロケーション検索をするユーザーは、ある程度欲しいもの・したいこと・食べたいもののイメージが決まっていて、その目的がどこで達成できるかを探しているパターンが多い傾向です。

この場合、ユーザーは自分のニーズに合致する店や施設の情報を見つけさえすれば、おのずとその場所へ足を運ぶと考えられます。
MEO対策で、検索に対して情報を表示しやすくしておけば、このように来訪見込みの高いユーザーに自社ビジネスを認知してもらいやすくなるのです。

メリット3.ユーザーの来訪を促しやすい

MEO対策では、第一歩としてGoogleビジネスプロフィールに店舗や施設の情報を登録します。登録された電話番号や予約フォームのURL、営業時間などはそのままユーザーの検索結果画面に表示されます。

つまり、ユーザーがその場所に行きたいと思ったら、すぐに行動にうつせる情報(位置情報や問い合わせ先など)がひと目でわかるようになっているのです。ユーザーにとっても親切な設計といえるでしょう。

メリット4.比較的競合が少ない

SEOと比較して、競合が少ない点もMEOを実施するメリットといえます。
SEOの対策の場合、キーワードのボリュームが大きければ大きいほどすでに大手サイトに上位順位を取られてしまっているため、流入を獲得するのは簡単ではありません。もし本格的に対策するとなれば、上位を獲得するためには内外の施策にかかるコストも高いです。

その点、MEOであれば、競合となるのは自社が集客したい地域における同業他社のみで、集客できる可能性が高まります。

MEOのデメリット

MEOの実施において、注意しておきたいのは以下のような点です。

デメリット1.ネガティブな口コミを寄せられる可能性がある

Googleビジネスプロフィールには、Googleのユーザーであれば誰でも口コミを投稿できるようになっています。そのため、悪い口コミが書き込まれることもあり、場合によっては誹謗中傷のような内容が書き込まれてしまうリスクもあります。しかも、書き込まれた口コミをビジネス側から削除することはできません。

ただ、この特徴を逆手に取ると、よい口コミを集められれば、未来店のユーザーに対する強力なアピールとなります。Googleビジネスプロフィールの口コミがビジネス側によって操作しにくいことを知っているユーザーは、書き込まれている内容の信ぴょう性もわかっているためです。

悪い口コミの投稿を避けて高い評価を得るために、お客様を第一に考えたサービスの提供を意識しましょう。

デメリット2.効果を得られる業種が限定的

MEOが効果を発揮するのは、飲食店・販売店・クリニック・美容院など、ユーザーに来訪してもらう店舗や施設をもつビジネスです。

ECサイトやオウンドメディアなどおもにWEB展開をしている非店舗型ビジネスの場合、MEOは売上にあまり貢献しません。SEO対策やインターネット広告、SNS運用などのほうが効果的です。

デメリット3.継続の手間がかかる

MEOは、関連対策を実施したからといってすぐに効果がでるものではありません。日々、Googleビジネスプロフィールへの登録情報をメンテナンスしておくことによって、徐々にGoogleからの評価を上げる施策となります。

対策の効果を得るためには、ビジネス情報を常に最新状態にしておく(営業時間や休業日の変更など)、写真を投稿する、口コミに返信するといった更新をアクティブに行うことが必要です。店舗運営などほかの業務が忙しい場合、なかなかGoogleビジネスプロフィールの管理まで手が回らないといったことも考えられます。

もし自身やほかのスタッフの手で賄うのが難しいのであれば、MEOを得意とする業者へ委託するのもよいでしょう。

MEO対策の具体的な手順と上位表示させるためのポイント

MEO対策で実際に行うべきことを紹介します。それぞれのステップにおける、より効果を高めるためのポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

【内部対策】Googleビジネス(旧:Googleマイビジネス)プロフィールの登録

MEO対策の第一歩は、Googleビジネスプロフィールの登録から始まります。登録は無料で、やり方さえきちんと調べればさほど難解ではありません。

なお、現在Googleビジネスプロフィールとして提供されているサービスは、以前はGoogleマイビジネスと呼ばれていました。

Googleビジネスプロフィールには、店舗の基本情報を入力していきます。入力のステップは下記のとおりです。

  1. ビジネス名(店舗や施設の名前)を入力
  2. ビジネスカテゴリを選択(後で追加・変更することも可能)
  3. 店舗やオフィスの有無を選択
  4. 所在地の入力
  5. Googleビジネスプロフィールの登録確認
  6. ビジネスの所在地をマップ上で指定
  7. 商品配達・出張型サービス提供の有無を選択
  8. ユーザーとのタッチポイント(連絡先となる電話番号やHP、予約フォームのURLなど)を選択、入力
  9. 最新情報の入手を希望するかどうか選択
  10. オーナー確認の方法選択

【内部対策】NAP情報を正確に入力する

NAP情報のNAPとは、Name(店舗名や施設名)・Address(住所)・Phone(電話番号)の頭文字です。つまり、Googleビジネスプロフィールに登録する店舗や施設の基本情報ですが、Googleのクローラーがインターネット上でビジネスの情報を収集するうえで大切な要素となります。

NAP情報は、MEOにかなり大きな影響を与えます。意識しておきたいのは、WEB上に掲載するNAP情報は、細かな表記も含めて統一しておくこと。人間であれば、丁目以下の表記が「1丁目1番1号」でも「1-1-1」でも同一の住所と判断できますが、クローラーからは異なる情報と認識されてしまいます。

NAP情報が統一されていないとマップ上の表示順位を下げてしまうおそれがあるため、スペースの有無や半角・全角なども含めて正確に入力するようにしましょう。

【内部対策】自社のビジネスに適したカテゴリを正確に設定する

Googleビジネスプロフィールでは、幅広い種類からビジネスカテゴリを選んで設定できるようになっています。
このとき、必ず自社のビジネスとあったものを選択してください。設定したカテゴリと実際に提供しているサービスの内容がマッチしていないと、対策の効果が薄れてしまいます。

ちなみに、カテゴリは1つに限らず、最大9つまでサブカテゴリの設定が可能です。ただし、多く登録すればよいというものではなく、関連性の低いカテゴリが設定されていると、かえって評価が落ちてしまう場合もあります。

【内部対策】写真や動画などイメージ訴求を充実させる

Googleビジネスプロフィールには、ビジネスの所有者自身が写真や動画を投稿できます。イメージ訴求の充実化は、検索評価の向上に効果的です。
さらによいのは、店舗内の雰囲気や、提供している商品・サービスの様子が視覚的にわかる情報を公開しておくと、ユーザーの来店動機にもつながるという点です。

ユーザーにとっては、あらかじめ店や施設の雰囲気を見ておければ安心ですし、掲載されている写真や動画が魅力的であれば「ここに行きたい」とモチベーションが高まります。
なるべく鮮明で、かつ自然な写真を選んで、定期的な更新を心掛けましょう。

【内部対策】投稿機能を利用して最新の情報を掲載する

Googleは、直近で更新のないビジネスプロフィールを古い情報・信頼性にかける情報と判断する可能性があります。ですので、Googleビジネスプロフィールの掲載情報は常に最新状態に保つことを意識しましょう。

Googleが評価の軸においているのは、ユーザーにとって役立つ情報であるかどうかとなります。
たとえば、自分がユーザーだとして、行こうと思った店の最新情報が5年前でストップしていたらどうでしょうか?掲載されている内容が本当に現在も同じなのか、不安になるはずです。

Googleビジネスプロフィールには、SNSのような“投稿”の機能があります。「特典」「最新情報」「イベント」「商品」の4種類があり、店舗の最新情報としてユーザーにアピールする機会として活用できます。

定期的な投稿や写真の更新を行い、ユーザーが安心して訪れたいと思える掲載内容にしておくことを意識しましょう。

【外部対策】よい口コミやレビューの件数を増やす

Googleマップの掲載情報へのネガティブな書き込みはイメージダウンになってしまいますが、反対に高評価の口コミやレビューを集められれば、そのぶん未来店のユーザーに対する強力なアピールとなります。一種のリファラルマーケティングの実践です。

来訪したユーザーの満足度を高められるような、質のよいサービスを提供するのは大前提。加えて、ユーザーに口コミ投稿をしてもらうための工夫も求められます。メールマガジンや店頭POPのQRコードなどで口コミを促すほか、ときには地道な声かけが功を奏することもあるでしょう。

【外部対策】口コミに返信やアクションを行う

よい口コミを集めるために、投稿された書き込みに対して返信やアクションを行うのもおすすめです。
ビジネスプロフィールに投稿されている口コミへリアクションがとられているかどうかも、Googleが検索順位を決定する根拠のひとつであると考えられています。

ユーザー側も、自分が書き込んだ内容へお店から返信があれば嬉しく思うはず。再来店のきっかけをつくり、ファンの創出に貢献します。

【外部対策】サイテーションを増やす

サイテーションとは、WEB上での「言及、引用、例証」などをあらわします。他社のサイトやSNS投稿など、自社以外のコンテンツにおいてどれくらい自社のビジネスが話題にのぼっているかをはかる指標です。

サイテーションが多いビジネスは、それだけ多くのユーザーから認知を獲得していることになります。Googleはロケーション検索において、「視認性」と呼ばれるビジネスの認知度も評価基準のひとつに挙げているため、MEOにおいてサイテーションを獲得するのが大切なのです。

【外部対策】公式サイトのSEO対策を行い検索評価を高める

マップ検索における検索順位には、Googleビジネスプロフィールに紐づいた公式サイトのSEO評価も影響します。MEOとSEO、どちらかだけを頑張ればよいというわけではなく、それぞれで対策をしっかり行い、相乗効果でビジネスの認知度を高めていきましょう。

MEO対策3つの評価ポイント

MEOに成功すると、Googleからの評価が高まり、ロケーション検索に対して表示順位をアップできます。そのためには、MEOがどんな仕組みで成立しているかを知ることが重要です。Googleがビジネスを評価する際に基準とする、3つのポイントを紹介します。

検索キーワードに対する関連性

Googleは、ユーザーから検索されていることがらについてより関連性が高いと判断した情報を優先的に表示させます。実際、MEOのために行う対策は、キーワードへの関連性をいかに高めるかという点がおもな焦点となります。

自分たちの商品やサービスは、どのようなキーワードで検索されているのか?あるいは何を求めているユーザーに知ってもらいたいか?を考えることが大切です。候補となる検索キーワードをGoogleビジネスプロフィールに盛り込んで、内容を充実させましょう。

検索された場所からの距離

ロケーション検索ならではのポイントとなるのが、位置情報です。検索された場所から近い店舗・施設ほど、優先的に表示されます。

ただ、位置情報と検索結果の関連性に関しては、知識としてもっておく程度で問題ないでしょう。ビジネス側からユーザーとの距離をコントロールすることは不可能ですし、そもそも表示順位への影響力はほかの指標に比べて低めであるためです。

事業や店舗の知名度

ビジネス情報の知名度が高いことも、MEOによい影響を与えます。
GoogleがMEOの評価を決める軸としているのは、そのビジネスが「有益で関連性が高い」かどうかです。多くの人から話題にされているビジネスであるほど、ユーザーにとって有益であると考えられています。

ここでポイントとなるのが、知名度を高める施策となるとGoogleビジネスプロフィール上でできることはあまりないという点です。MEOの評価を向上させるには、Googleビジネスプロフィールだけでなく、SNSの発信やPRを行うことも必要となります。

MEO対策の費用相場

MEOは、SEOと比較すると費用面におけるハードルがさほど高くない施策です。
実際の相場として、MEOを外部委託した場合の課金モデルには月額固定型と成果報酬型の2パターンがあります。

どちらの場合も初期費用がおおよそ1万円~5 万円ほどかかるケースが多く、以降かかる費用の相場は、それぞれ下記のとおりです。

月額費用(月額固定型)

対策キーワードの選定や、Googleビジネスプロフィール上のコンテンツ(画像や説明テキストなど)の更新、サイテーション対策などがおもな委託業務となります。

月額固定で費用が発生する業者ですと、相場はだいたい2万円~5万円/月程度です。キーワード数のボリュームや投稿画像の数に応じ、これよりも高い費用がかかる場合もあります。

成果報酬型

MEOで成果報酬型の課金がされる場合、一般的に「成果」とみなされるのは、設定した検索キーワードに対して3位以内に表示された日数です。

単価の相場は、800円~1,200円/日ほど。この額に、月内で3位以内の表示を獲得した日数をかけた数が業者に支払う費用となります。

MEO対策業者の選び方

SEOなどほかのWEBマーケティング施策に比べ、自分の力で実施しやすいMEO対策ですが、やはり店舗運営そのものが忙しくてなかなか手が回らない場合もあるでしょう。そんなときは、専門の対策業者の力を借りるのもひとつの手です。

ただし、依頼する業者選びを失敗すると、せっかくかけたコストがムダになってしまいます。MEO対策業者を選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。

Googleガイドラインを遵守しているか

Googleは、検索エンジンに掲載するコンテンツに関する評価基準や、自らのポリシーをガイドラインとして発表しています。ガイドラインを守らないコンテンツは、Googleからの評価を落とされ、最悪の場合Googleビジネスプロフィールアカウントの停止や削除につながるおそれもあります。

口コミ代行のような違法行為はGoogleガイドラインに定められているため、あらかじめ確認しておくと、不適切な業者をブロックできるでしょう。

MEOにおける検索キーワードの設定は、対策の肝となる部分です。ここで方向性を見誤ってしまうと、どれだけコストをかけて対策してもなかなか思う結果を得られません。

自社のビジネスやターゲットとするユーザーをよく理解してもらうこと、そのうえで適切なキーワードを選定する実力をもった業者に依頼することが大切となります。自社の要望をきちんとヒアリングしてくれるかどうか、似た業種での実績の有無をチェックすることがおすすめです。

適切なキーワードを選定してくれるか

MEOにおける検索キーワードの設定は、対策の肝となる部分です。ここで方向性を見誤ってしまうと、どれだけコストをかけて対策してもなかなか思う結果を得られません。

自社のビジネスやターゲットとするユーザーをよく理解してもらうこと、そのうえで適切なキーワードを選定する実力をもった業者に依頼することが大切となります。自社の要望をきちんとヒアリングしてくれるかどうか、似た業種での実績の有無をチェックすることがおすすめです。

実績・信頼性があるか

実績が十分であるかどうか、サイトや資料に掲載されている情報にとどまらず、詳しく問い合わせて確認をしておきましょう。

また、安心して任せられる業者か見極めるために、注意しておきたいポイントがあります。中には、検索対策に不慣れな事業者を狙い、低品質なサービスで過剰な費用を請求してくる業者もいるためです。

悪徳な業者に騙されないために、以下の3つの事実を覚えておきましょう。

  • MEOで、上位表示を確約するのは難しい
  • Googleのアルゴリズムは、Google社員であっても完全に把握しているわけではない
  • Googleガイドラインに違反すると、Googleビジネスプロフィール自体アカウント停止されるおそれがある

もしも業者が、「必ず上位表示をさせる」「自分はGoogleのアルゴリズムをすべてわかっている」などと言ってきたら、疑ったほうがよいでしょう。

まとめ

実店舗ビジネスであっても、いまやWEBマーケティングの対策は必至項目です。本記事では中でも代表的な、MEOについて解説しました。
WEBマーケティングは、経験がないとつい「難しそう」「面倒そう」というイメージを抱いてしまい、なかなか手を出すきっかけがつかめないかもしれません。ですが、だからこそ実施すれば競合との差をつけられ、高い効果を得られると期待もできます。
ぜひMEO対策でWEBの力も味方につけて、ビジネスの成長をめざしてみてください。

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