【2022最新】ネットビジネスはどう始める?種類や選び方のポイントについて解説
最近、インターネットを利用した副業を始める方が増加しています。手軽に始められるネットビジネスですが、利益を出すためにはどのような点を意識すればよいのでしょうか。
今回は、ネットビジネスの始め方、自分に合ったビジネスの選び方や、メリット・デメリットについて解説をします。
ネットビジネスとは
ネットビジネスとは、インターネットを活用したビジネス全般を指します。PCやスマートフォンさえあれば、いつでもどこでも働けるため、新時代のビジネスモデルとして注目されています。
ネットビジネスの種類
ネットビジネスは、インターネット上でできるビジネスの総称であるため、内容は多岐にわたります。主要なネットビジネスには、下記のようなものがあります。
- データ入力
- アプリケーション開発
- Webライティング
- Webデザイン
- Webコンサルティング
- 画像・動画編集
- SNS運用代行
- イラスト制作
- note販売
- ブログ運営
- EC販売
- せどり・転売
- 株式投資
- FX
- 仮想通貨取引
それぞれのネットビジネスをみると、専門的な知識や技術が求められるものから、未経験でも手軽に始められるものまでさまざまです。自身の適性や得意分野を活かせるビジネスであれば、高額な収入を得やすくなるでしょう。
また、勤務形態も多種多様です。みずから事業を立ち上げる方法、契約社員や派遣社員として勤務する方法、クラウドソーシングで受注する方法などがあります。
ネットビジネスのメリット
ネットビジネスは、オフラインのビジネスにはないメリットがあります。ネットビジネスに取り組む際は、オンラインならではのメリットを活かせるように心がけるとよいでしょう。
以下では、ネットビジネスのメリットについて解説します。
コストがほとんどかからない
ネットビジネスの多くは、在庫確保が不要です。さらに、実店舗を用意する必要もないため、コストはほとんどかかりません。また、いまやPCやスマートフォンの普及率も高くなっており、プライベートで利用しているデバイスで始めれば設備投資も不要になります。
コストが抑えられると、その分売上に対するハードルも下がります。たとえば、固定費が月額20万円かかるのであれば、最低でも20万円売り上げなければ赤字です。しかし、固定費がまったくかからなければ、すべてが利益になります。
世界中の顧客をターゲットにできる
商品やサービスの提供にあたり、場所や距離などの物理的な制約がない点もネットビジネスのメリットです。店舗型ビジネスの場合、店舗から数km圏内が主な商圏になります。
特別な商品やサービスを取り扱っていない限り、わざわざ遠くから顧客が来店するケースは珍しいでしょう。 一方、ネットビジネスは世界中の顧客に商品やサービスを提供できます。
また、自身の居場所に左右されない点も魅力です。PCやスマートフォンさえあればビジネスができるため、郊外や海外に住んでいても問題ありません。
得意分野を活かせる
ネットビジネスにはさまざまな業種や職種があります。そのため、自身の得意分野を活かして働くことができます。 たとえば、ゲームが得意ならゲーム実況、カードに詳しければカードのせどりと、工夫次第であらゆる分野を仕事に活かせるでしょう。
ネットビジネスの台頭によって、多様な働き方が認められるとともに、得意分野を活かした働き方がビジネスのスタンダードになるかもしれません。
ネットビジネスのデメリット
ネットビジネスには手軽さをはじめ、さまざまなメリットがありますが、デメリットもあります。デメリットを知らずにはじめてしまうと失敗するケースもあるため、注意が必要です。
以下では、ネットビジネスのデメリットについて解説します。
売上を安定させるまでに時間がかかる
ネットビジネスは手軽に始められるため、競合が多くなりやすい領域です。売上をあげられる人はほんの一握りであるうえ、ネットビジネスの収入だけで生活できる人はさらに少なくなります。とくに、クレジットカードのアフィリエイト、人気商品のせどりのように、競合が多いビジネスは非常に難しいでしょう。
また、収益化が難しいだけでなく、売上を安定させるまでに時間を要する点もデメリットです。
はじめは誰しも実績や信用がありません。しかし、匿名性が高いネット社会において、実績や信用のない人から商品を購入するのを避けるユーザーも多くいます。まずは、価格を下げてでも売上をあげて、実績や信用を獲得するところから始めるのがおすすめです。
スキルや経験が求められる業務が多い
ネットビジネスは誰でも始められますが、売上をあげるにはスキルや経験が必要です。たとえば、ブログで稼ぐにはSEOやセールスライティングの知識が求められます。
アフィリエイト、アドセンス、note販売などの方法がありますが、それぞれの方法論や違いをわかっていないと収益化は難しいでしょう。
また、誰でもできるアンケート調査やデータ入力などの仕事は、単価が低くなりやすい傾向にあります。一方、SEOライティングやWebデザイン、アプリケーション開発などの仕事は高単価の案件も多いため、労働時間に対する報酬が高くなります。
モチベーションが低下しやすい
ネットビジネスは、時間や場所を問わず業務に取り組めるため、自宅で仕事をするケースが多くなりがちです。また、規模の大きなビジネスを手がけている場合を除けば、ほとんど1人で完結します。そのため、モチベーションを維持しにくいのも事実です。
1人きりの環境でもみずからを律して、仕事に打ち込めるストイックさがないと続けられません。一方、フレキシブルな働き方ができるうえ、人間関係のトラブルに陥りにくいメリットもあるため、ネットビジネスが向いている人にとってはオフィスワークよりも働きやすいでしょう。
ネットビジネスの始め方
ビジネスを成功させるには、入念な準備が大切です。準備が不十分な状態で始めてしまうと、トラブルにつながりかねません。ビジネスの軸を決めたうえで、資金や道具、プラットフォームを準備して始めることをおすすめします。
以下では、ネットビジネスの始め方について紹介します。
ビジネスの軸を決める
オフライン、オンラインを問わず、軸が決まっていない状態ではビジネスを始められません。ネットビジネスは手軽に始められますが、しっかりと下準備を済ませておかないと失敗するリスクが高まります。
ビジネスの軸を決める際は、ビジネスの内容、勤務形態を固めます。たとえば、Webライターをするなら専門の企業に入社するのか、フリーランスで受けるのか、クラウドソーシングで受注するのかまで決めておきましょう。
資金や道具を用意する
ビジネスの軸が決まったら資金や道具を用意します。資金は不要な場合も多いですが、せどりやハンドメイド販売のように原価がかかるビジネスでは必須です。
また、販売ビジネスでは資金とは別に、在庫を確保します。まずは、最低限売り切れる量を仕入れておき、軌道に乗ってきたら在庫量を増やすと安心でしょう。
道具は、ライターならばPCやキーボード、デザイナーならばタブレットやスタイラスペンなどがあります。そのほかにメルカリ、Yahoo!オークションのアカウントなど、利用するプラットフォームも準備しておくとスムーズにネットビジネスを始められます。
なお、手がけるビジネスによって法律や免許の確認もしておくべきです。たとえば、販売業であれば特定商取引法、古物商免許などの要件を満たさなければなりません。
ネットビジネスを選ぶ際のポイント
ネットビジネスを選ぶ際は、3つのポイントを意識すべきです。それぞれのポイントは以下のとおりです。
- スキルやノウハウを活かせるか
- 安定した収入を得られるか
- リソースを確保できるか
すべてのポイントを満たせなければいけないわけではありませんが、ビジネスの安定性や持続性に関わる要素のため、チェックしておくことをおすすめします。
以下では、それぞれのポイントについて詳しく解説します。
スキルやノウハウを活かせるか
前述のとおり、ネットビジネスにはさまざまなビジネスモデルがあります。その中でもスキルやノウハウが活かせるビジネスを選択すべきです。特別なスキルやノウハウをもっていない場合でも、趣味や仕事で得た知識などを活かせるビジネスを選びましょう。
たとえば、せどりや転売は安く仕入れて高く売るビジネスです。自身が詳しい分野の商品であれば、相場感が身についているため、売買のボーダーを見極めやすくなります。
また、ブログやYouTubeの情報も、投稿者の経歴やバックグラウンドが価値を左右します。「不動産屋が教えるマンション選びのコツ」や「あるゲームを3,000時間プレイしたユーザーが発見した裏技」のように、情報に付加価値をつけるのがポイントです。
安定した収入を得られるか
ネットビジネスの成功の基準は人それぞれです。しかし、収入を目標にする方が多いでしょう。定量的かつ労働の対価である収入は、ビジネスにおける1つの指標です。また、安定した収入が得られなければ、ビジネスの持続性にも関わります。
収入目安の考え方は本業か、副業かによって異なります。本業として運営する場合、各種税金や社会保険なども差し引いて、生活費を考えることが必要です。一方、副業の場合には本業の収入に副収入として加わるため、それほど収入面のハードルは高くないでしょう。
なお、収入の安定性もビジネスによって異なります。とくに、本業として運営する場合は安定性にも気を配ることが大切です。
リソースを確保できるか
安定した収入を得られても、リソース的に無理があっては長続きしません。ビジネスには時間と労力がかかります。業務フローを洗い出して、各業務にどのくらいの時間や労力がかかるかを試算したうえで取り組むのがおすすめです。
実際に取りかかってからリソース不足に陥ると、顧客やクライアントの信頼を失う原因にもなりかねません。不測の事態によってリソースが不足する恐れもあるため、ある程度余裕をもって試算しておくことも重要です。
まとめ
ネットビジネスは、誰でも気軽に始められるビジネスモデルとして注目されています。店舗型のビジネスに比べて、初期投資や運用にかかるコストが抑えられる点も魅力的です。
一方、参入障壁が低い分、競合も多く、マネタイズが難しいのも事実です。自身のスキルやノウハウ、知識を活かせれば、収益化の可能性を高められるでしょう。