【2024版】Qoo10出店費用からメリット・デメリットや審査まで徹底解説

これからネットショップを開店しようとしている方の中には、Qoo10への出店を検討している方も多いでしょう。
数多くのモール型ECサイトがある中で、Qoo10はどのような特徴を持つのでしょうか。
今回は、Qoo10出店のメリット・デメリットや審査基準について解説をします。

Qoo10とは?完全成果報酬型のため低リスクで出店可能

oo10(キューテン)は、アメリカのオンライン・マーケットプレイス「eBay」が運営するオンラインショッピングモールです。
日本では楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングにつぐ流通規模で「お得で楽しいショッピング」をテーマに会員数を順調に伸ばしています。
現在の社名は「eBay Japan合同会社」ですが、Qoo10は韓国最大のECサイトを運営する「Gmarket」が2008年に開設したモールです。
2009年にeBayへ売却し、両社の共同出資により日本法人「ジオシス合同会社」を設立。2012年にQoo10に名称変更され、2018年eBayがジオシス日本事業を買収しました。

また、Qoo10は「完全成果報酬型(売れた金額のみ手数料が発生)」を採用している、日本ではめずらしいECモールです。
出店審査が簡単で料金体系もシンプルなことから、他のECモールと比べると参入ハードルや出店リスクは低いといえるでしょう。

取扱商品はレディースファッション、コスメ、家電、生活雑貨、食品などが中心。ユーザーの8割以上がスマートフォン経由で、Qoo10が各方面へ発信する広告やメルマガからの流入がメインとなっています。
他のECモールに比べて価格設定の低い商品が多く、ユーザーはQoo10から頻繁に発行される各種クーポンを利用したり、「共同購入」を利用したりして、さらにお得に買い物ができるのも特徴です。
共同購入とは、店舗が指定した販売数を上回ると通常価格よりも安く購入できるシステムです。

出店数・店舗数や売上規模は?

Qoo10の出店数や店舗数、売上規模は以下のとおりです。

出店数・店舗数21,400(2022年5月時点)
商品数12億(2022年5月時点)
売上規模(流通額)2,305億円(2022年※推測)
会員数2,300万(2022年5月時点)
手数料販売金額の6~10%
出店費用(月額)0円
ドロップシッピング対応不明

Qoo10は楽天やAmazon、Yahoo!ショッピングより店舗数や売上規模は少ないものの、国内で5番目に大きいECモールです。
2023年の取引高の伸び率は49%、特に食品カテゴリーは前年比31%と今好調なECモールの1つです。

Qoo10の5つのメリット

以下ではQoo10のメリットについて詳しく紹介します。

メリット1.初期費用・月額固定費が不必要

Qoo10に出店するための初期費用と月額固定費がいらないのは大きなメリットです。
さらにQoo10では販売した金額に対してのみ手数料を支払う「完全成果報酬型」を採用しているため、ランニングコストのリスクも最小限におさえられます。
たとえば、楽天市場のように月額出店料やシステム手数料が発生するECモールでは、売上金額にかかわらず毎月固定費を支払わなければいけません。そのため、モール利用に必要なコストを計算した上で販売価格を設定しないと、利益につながらないこともあります。
Qoo10では販売手数料がかかるものの、毎月の固定費がかからないため売上の少ない月には手数料も安く、無駄のないEC運用が可能になります。
さらに「決済システムの導入不要」、「カード決済の手数料はQoo10が負担」など、出店者にとって好都合な条件がそろっており、費用面では良心的なECモールといえるでしょう。

メリット2.集客力に期待できる

Qoo10はモール自体が積極的にプロモーションをおこなってくれるため、集客力に期待できます。
外部の媒体ではYahooやGoogle広告、各種アフィリエイト、価格.comと提携しており、その費用はすべてQoo10が負担しています。
さらに、Qoo10モール内の特設ページやメールマガジンの発行などのプロモーションも頻繁におこなっているため、定期的に多くの流入が見込めるでしょう。また、Qoo10はアフィリエイト広告も出稿しており、アフィリエイターがQoo10に出品中の商品を自らの媒体で紹介するケースもあります。

メリット3.低コストでプロモーションできる

Qoo10では、「タイムセール」や「共同購入」といった露出枠へのプロモーションが1回1,000円~5,000円と低価格で利用できます。
商品を購入してもらうには、いかにユーザーの目にとまるかが肝心ですが、露出を増やすために広告費がかさみ、利益より高くなるようでは出稿する意味がありません。
Qoo10のように数千円でプロモーションできるECモールはめずらしく、露出を増やすことが大切なEC運営において、広告コストの負担が少ないことは大きなメリットです。

メリット4.物流代行サービスがある

Qoo10には「QWMS」という物流代行サービスがあります。これはAmazonの「FBA」にあたるフルフィルメントサービスで、Qoo10が指定する倉庫に商品を送っておくだけで、受注から配送までの一連の業務を代行してくれます。
発送業務以外にも在庫管理やラベリングなども実施してくれるため、EC運用の負担を減らしたい方は利用を検討してみるとよいでしょう。

メリット5.海外販売機能で越境ECへの参入しやすい

Qoo10では、海外販売機能(QExpress)を追加するだけで、翻訳や決済・配送をワンストップで代行してくれるため、越境ECへの参入がしやすくなります。
海外ECサイトへの出品登録や設定は不要で、出品者はQoo10のもつ日本国内倉庫に商品を入庫するだけです。
海外ユーザーから注文が入った場合、Qoo10側で倉庫から発送する手続きもおこなってくれるため、業務が増える心配もありません。
QExpressの利用に費用はかからず、国内の消費者向けに出品するのと同じ感覚で越境ECが始められます。
越境ECを検討していた事業者にとって、面倒な手続きを無料サポートしてくれるのはQoo10に出店する大きなメリットといえるでしょう。

Qoo10の4つのデメリット

デメリット1.利用者層に偏りがある

Qoo10ユーザーの多くが10代後半~30代の女性です。
そのため若い女性が興味のある商品は売れやすいですが、メイン層以外をターゲットにした商品で売上を伸ばすのは難しいでしょう。
また、Qoo10はこれまで「コスパモール」「ファストファッションモール」というイメージを打ち出してきたことから、商品を安く買いたいユーザーが集まる傾向にあります。
他のECモールと同じ商品でも、Qoo10の販売価格のほうが安いことも少なくありません。
モール全体の価格帯が安い分、高単価の商品を売るのは難しく、Qoo10へ出店する前に送料を含めて利益がどのくらいになるかを算出しておきましょう。

デメリット2.プロモーションの活用が必要

Qoo10は自然検索からの流入よりも、メルマガやサイト内のプロモーション枠からのアクセスが多い傾向にあります。
そのためQoo10では「プロモーションなしで売るのは難しい」という声が多く、いかに広告を活用して露出できるかが運営成功のキモとなります。
プロモーションには、「出店側から出稿申請する枠」と「Qoo10側が商品をピックアップする枠」があり、Qoo10側に選ばれた商品は爆発的な売上が狙えるかもしれません。
どちらにしてもタイムセール企画や目玉商品、ランキングなどのプロモーション活用の有無が売上を大きく左右するのは間違いないでしょう。

Qoo10で売れるものや相性のよいジャンルは?

Qoo10のメインターゲットは10代~30代女性のため、若い女性を対象とした商品が売れやすい傾向にあります。
具体的には、レディースファッションやビューティ・コスメを筆頭にスマホケースや美容家電などとなっています。
その中でもプチプラアイテムや韓国コスメなど、流行かつ値段の安いものが購入されやすいしょう。

また、コロナ禍で健康に気を使う人が増えたこともあり、ダイエット食品や運動器機の売上も伸びている傾向があります。

出店審査は厳しい?審査落ちた場合どうすれば?

Qoo10の出店審査は、一般的にほかのECモールと比べてゆるいといわれています。
必要な書類を不備なく提出すれば多くの場合、審査に落ちるほど厳しいものではありません。
たとえば、出店審査の厳しいことで有名な楽天市場では、個人事業主ではない個人の出店や商品クオリティを満たしていない場合は審査に落ちる傾向にあります。

また、Yahoo!ショッピングの審査も比較的厳しいといわれており、複数回申請してやっと通ることもめずらしくありません。
万が一、Qoo10の出典審査に落ちた場合は「必要な提出物はすべてあるか」「販売免許情報が必要な商材ではないか」などを確認してみましょう。

個人や個人事業主でも出店できる?

Qoo10では、法人はもちろん個人事業主、個人事業主ではない個人でも出店できます。さらに、未成年でも親権者や後見人の同意があれば商品を販売できる、めずらしいECモールです。
出店審査のゆるさや料金体系などから、副業やはじめてのEC運用でも取り組みやすいモールといえるでしょう。

まとめ

Qoo10では初期費用や月額固定費がなく、低コスト・低リスクでEC運用ができるのが大きなメリットです。個人でも出店できるため、販路拡大としてはもちろん、はじめてのECモール出店でもチャレンジしやすいでしょう。

Qoo10はモール自体が積極的に外部広告や会員へのメルマガを発行してくれるので、購買意欲の高い10代~30代女性の集客が期待できます。そのため、Qoo10のメインターゲット層にあう商材を扱っている方、集客力やプロモーションを活用したい方におすすめです。
ただし、Qoo10では個々のショップデザインや広告、SNS運用の自由度が低いため、オリジナリティを出したい方には不向きかもしれません。
デザイン面や集客施策に縛られずにECサイトを作りたい場合は、自社ECサイト構築がおすすめです。
自社サイトなら、Qoo10のように「ショップの見分けがつかない」「好みのデザインにできない」ということもありません。Qoo10のデザインと商品のイメージが合わないと感じる方や、広告やSNS運用を自由に運用したい場合は、自社ECサイト構築も検討してみてください。

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