【2025年最新】ネットビジネスの始め方ガイド！初心者は何から始めるべき？

EC・物販（Eコマース／オンラインショップ）

最初に紹介するのは、EC・物販です。はじめてネットビジネスに取り組む方には聴き慣れない言葉かもしれませんが、意外と身近な存在のため、馴染みやすいネットビジネスといえるでしょう。

以下で、EC・物販について詳しく解説していきます。

どのようなネットビジネスか？

EC・物販は、Webサイトやアプリで商品やサービスを販売するビジネスのことです。

インターネット上で商品やサービスを販売する方法は、大きく「自社ECショップを開設」「モール型ECショップに出店」の2つにわけられます。

それぞれ特徴や費用、運営方法など異なる点が多いため、仕組みを理解したうえで取り組みましょう。

自社ECショップは、オリジナルのサイトを作って商品やサービスを販売する方法です。

無料ではじめるなら「BASE」や「STORES」などが手軽ですが、本格的に取り組むのであれば、有料の高機能カート「makeshop」や「Shopify」を活用することが多いです。

また、モール型ECショップとは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大規模プラットフォームのことで、モールを利用する際は、自社ECショップを立ち上げる必要はありません。

メリット

EC・物販の大きなメリットといえるのが、インターネット上にショップを開設できることから、時間帯や地域に縛られずに商品を販売できる点です。

また、実店舗とは異なり陳列スペースに制限がなく、販売したい商品を好きなだけラインナップできるのもメリットの一つです。

さらに、独自のデザインやコンセプトをもとにECサイトを作ることで、ブランドイメージを顧客に伝えやすいことや、SEOや広告、SNSなど集客チャネルが豊富な点も魅力といえるでしょう。

ECサイトで取得した顧客情報を活用し、メールやLINE公式アカウントで継続的なアプローチを繰り返すことで、リピーターを育てやすい点も特徴です。

デメリット

一方、EC・物販の最大のデメリットといえるのが、競争が激しいことです。

インターネット上には、多くの企業や事業者がすでにECサイトで商品を販売しており、「競合他社のいないジャンルはほぼ存在しない」といっても過言ではありません。

また、ECサイト・ECモールのどちらを利用する場合でも、顧客が商品に直接触れられない点はデメリットとなります。

さらに、配送の問題や返品・交換に手間がかかるなどのクリアすべき課題があることや、ECモールを利用する場合は、プラットフォームそのものに依存するリスクも考えておくべき要素となります。

始めるのに必要な資金

EC・物販を始めるにあたって、必要な資金の目安は10万円〜30万円程度です。

資金の内訳は次のとおりです。

• サイト構築ツール費用
• 仕入れ費用
• 管理・決済システム導入費用

なお、利用するプラットフォームや商材によって資金は変動しますので、あくまでも参考金額としてお考えください。

アフィリエイト（成果報酬型広告）

次に紹介するのは、アフィリエイト（成果報酬型広告）です。

以下で詳しく解説します。

どのようなネットビジネスか？

アフィリエイトは、ブログやSNSで紹介した商品やサービスを、ユーザーが購入・申し込むことで報酬を得るビジネスモデルです。

アフィリエイトを始める流れは次のとおりです。

1. ASPで広告主のプログラムに参加
2. ブログ記事やSNS投稿で商品の紹介リンクを設置
3. ユーザーがリンクをクリックして購入や申し込みをする
4. 成果が発生・確定されたあと報酬が支払われる

なお、ASPは広告主（企業）とアフィリエイター（アフィリエイトに取り組む人）を仲介する企業のことです。

ASPには多岐にわたるジャンルのアフィリエイト広告が出稿されており、アフィリエイターは好きな商品やサービスを扱えます。

メリット

アフィリエイトは、ブログやSNSがあれば誰でも始められるネットビジネスで、さらに初期費用はほぼかからず、場所や時間の制限もありません。

また、企業が販売したい商品やサービスの「紹介料」として報酬が発生するため、自分で商品をもつ必要がない点も大きなメリットです。

商品を直接扱う必要がないことから、在庫管理や発送などの手間も不要で、PCやスマホ一台で取り組めます。

デメリット

アフィリエイトのデメリットとなるのが、成果が出るまでに時間がかかることや、競合が非常に多いことです。

ブログのSEO対策やSNSアカウントの育成には時間と労力が必要で、すぐに報酬を得るのは簡単ではありません。

さらに、競合が多いため、発信内容には専門性やオリジナリティが求められます。

また、検索結果のアルゴリズムの変動や、ASPでの案件の停止・報酬単価の低下などの影響で、収益が不安定な点もデメリットとなります。

必要な資金

アフィリエイトを始めるのに必要な資金の目安は、5,000円〜50,000円程度です。

ブログを開設する場合の内訳は以下のとおりです。

• ドメイン取得費用
• Webサーバー費用
• その他ツール費用

なお、SNSの場合はアカウントを開設し、ASPで商品の紹介リンクを取得するだけで始められるため、初期費用はほぼかかりません。

画像・デザイン・イラスト・動画編集

次に紹介するのは、画像編集・デザイン作成・イラスト作成・動画編集です。

ここまで紹介したネットビジネスとは異なり、「クライアントワーク」と呼ばれるビジネス形態になります。

以下で詳しくみていきましょう。

どのようなネットビジネスか？

画像編集やデザイン作成、イラスト作成、動画編集は、クリエイティブなスキルを活用し、クライアントや企業の依頼にあわせたコンテンツを制作・編集するビジネスです。

日常生活のあらゆる面でデジタルが浸透している今、WebサイトやSNS、Web広告などで使用される「視覚コンテンツ」の需要が高まっています。

「イラストを描くのが好き」「動画編集をやってみたい」など、興味のある案件を探してみるとよいでしょう。

メリット

画像編集やデザイン作成、イラスト作成、動画編集のメリットとなるのが、需要が高く収益が安定している点です。

クライアントワークは自分で案件を探し、指示された成果物を提出することで報酬を得ますが、「成果物を提出する」ことで必ず報酬が支払われます。

そのため、アフィリエイトのような不安定さはなく、働いた分だけ利益になるのが大きなメリットといえるでしょう。

また、得意なことから取り組めるため初期費用が少なく、続けることでスキルがさらに高まることや、新しいスキルが身につくこともメリットといえます。

せどり・転売

次に紹介するのが、せどり・転売です。

以下で詳しく紹介します。

どのようなネットビジネスか？

せどり・転売の基本は、「商品を安く仕入れて高く販売すること」で、仕入れ価格と販売価格の差額で利益を得るネットビジネスです。

せどりと転売は細かな部分は異なりますが、商品を仕入れて販売するビジネス形態は変わりません。

メリット

せどり・転売の大きなメリットといえるのが、初期費用少なくキャッシュフローが速い点です。しっかりとリサーチすることで、短期間での収益化も可能。

また、最小限の資金や労力で始められるため、副業として取り組みやすいのも特徴といえます。

さらに、ネット上にはせどりや転売に関する教材が多く出回っているため、知識が簡単に得られる点もメリットです。

デメリット

せどり・転売は「商品を仕入れる」ことが必須のため、在庫を抱えるリスクは避けられません。

また、クレーム対応や返品対応の負担、さらに転売に関する法律・規則の順守など、表にはみえない部分も多くあります。

初心者のうちは売れる商品の見極めが難しかったり、価格競争に巻き込まれたりと、赤字になることもあるかもしれません。

さらに、小規模でスタートした場合でも、軌道に乗せるまでの資金繰りに苦労するケースも多く、キャッシュフローの管理スキルも必要です。

初心者におすすめのネットビジネスはどれ？

ここまで初心者でも始めやすいネットビジネスを紹介してきましたが、もっともおすすめなのがECショップ運営です。

ここからは、ECショップ運営がネットビジネス初心者におすすめな理由を紹介します。

ツールやプラットフォームが充実している

近年、ECショップを始めるためのサービスが豊富で、初心者でも扱いやすい設計だったりサポートが充実していたりと参入ハードルが下がっています。

たとえば、「makeshop」や「BASE」「Shopify」などのプラットフォームは、プログラミングやデザインなどの専門的な知識がない方でも、簡単にECショップを立ち上げられます。

また、楽天市場やAmazonなどのECモールに出店する方法であれば、自社ECショップを構築する必要はなく、専門知識もいりません。

自分の好きなものや得意分野を活かしたショップ運営が可能

好きなものや得意分野を活かせる点も、ECショップ運営がおすすめな理由の一つです。

たとえば、ファッションが好きな方であればレディースファッション専門店、健康に興味がある方なら健康食品やサプリの専門店などもよいでしょう。

好きなものや得意分野を活かしたECサイト運営であれば、楽しみながら取り組めるためモチベーションを保ちやすく、長く続けやすいというメリットもあります。

以下にECショップのジャンル例を挙げますので、参考にしてみてください。

• ファッション・アパレル
• 美容・コスメ
• 食品・飲料
• 健康・サプリ
• ベビー用品
• ホビー
• 書籍・学習教材

初心者向けの学習リソースが豊富

インターネット上には、ECサイト運営初心者向けの学習コンテンツが充実しており、実践しながら学べる環境が整っています。

たとえば、無料で活用できるYoutubeやUdemyのEコマースコースなどは、ECサイト運営方法を幅広く学べます。

また、ECサイト運営に関する書籍も多数出版されており、オンライン学習と組み合わせることで、効率よく知識を深められるでしょう。

作成したり、仕入れたりした商品を売って利益を得るというビジネスの基礎基本を学べる

ECサイト運営は、「商品を仕入れて販売し、利益を得る」というビジネスの基礎・基本が学べます。

また、オリジナル商品を販売する場合は、商品開発の知識が身に付くだけでなく、製造メーカーと人脈を築くこともできるでしょう。

このように、ECサイト運営を始めることでビジネスの基本が身に付くとともに、ビジネスチャンスを広げることも可能になります。

ネットビジネスの始め方

ビジネスを成功させるには、入念な準備が大切です。準備が不十分な状態で始めてしまうと、トラブルにつながりかねません。ビジネスの軸を決めたうえで、資金や道具、プラットフォームを準備して始めることをおすすめします。

以下では、ネットビジネスの始め方について紹介します。

1.ビジネスの目的を明確にする

ネットビジネスの最初のステップとなるのが、ビジネスの目的を明確にすることです。

人によって「なぜネットビジネスを始めるのか」は異なりますが、代表的な目的は次のとおりです。

• 副収入を得たい
• 専業として独立したい
• 趣味や特技を活かしたい
• 自分のブランドを築きたい
• 時間や場所に縛られない働き方がしたい
• 社会や他人に貢献したい
• 資産を構築したい

上記のように目的を明確にすることで行動の方向性が定まりやすく、目標を達成しやすくなります。

2.どのネットビジネスを行うかを選定する

次に、どのネットビジネスに取り組むかを考えましょう。

ネットビジネスを選ぶ際のポイントは次のとおりです。

• 目的にあっているか？
• 自分の知識やスキルを活かせるか？
• 十分なリソースは確保できるか？
• 自分のやりたいことか？

ネットビジネスは取り組むまでのハードルが低い一方で、闇雲にジャンルを選ぶと失敗しやすくなります。

必ずステップ1で決めた目的にあっているもので、なおかつ知識やスキル、リソースが活かせるビジネスを選びましょう。

3.必要なツールを準備する

どのネットビジネスに取り組むかを決めたら、必要なツールを準備します。

ECサイト運営を例に、以下の表に準備しておきたいツールをまとめました。

使用するツールやサービスによって、固定費や必要なスキルは異なります。取り組み方を検討したうえでツールを選定しましょう。

4.コンテンツ作成

必要なツールが揃ったら、コンテンツを作成していきます。

ここでも、ECサイト運営を例にコンテンツと内容を以下に挙げてみます。

• ブログ記事：商材に関連するお役立ち情報など
• youtube動画：自社や商材に関する情報発信など
• メールマガジンの作成：会員限定キャンペーンのお知らせなど
• SNSへの投稿の作成：商材やジャンルに関する投稿など
• オリジナル商材の作成：独自商品の開発など

なお、複数のコンテンツを取り入れる場合は、内容が使いまわせるものを選ぶと、リソースを最小限におさえられます。

5.集客方法を行う

ECサイト運営の成功を左右するカギとなるのが「集客」です。

多くのユーザーに商品やサービスを購入してもらえるよう、ターゲットにあわせた集客方法を選定しましょう。

ECサイト運営の集客は、おもに次の3つです。

• SEO：特定のキーワードで上位表示を狙う
• Web広告：リスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告など
• SNS：Instagram、X（旧Twitter）

また、友人・知人からの紹介や口コミで広まることもあるかもしれません。

Web広告以外は無料で始められますが、すぐに結果がでないのが一般的なため、長期的な視点で取り組みましょう。

6.データを分析し、改善

ECサイト運営を効率化するには、データの活用・分析が欠かせません。

用途にあわせて以下のツールを活用し、正確なデータを取得しましょう。

• Google Analytics
• Search Console
• ヒートマップ
• SNS分析ツール
• ECサイト分析ツール

また、データ分析や改善に取り組む際、具体的に意識したいポイントは次のとおりです。

• 目的を明確にする：集客・コンバージョン・顧客満足度向上など
• 指標を設定する：KPIを具体的に決める
• データを分析する：トレンド分析・セグメント分析・ABテストなど
• 改善施策を実行する：データにもとづき具体的なアクションをとる
• 成果を測定する：変更前後のデータを比較

上記を踏まえ、ECサイトを継続的に見直し改善することで、成果を出しやすいECサイトへと近づけます。

ネットビジネスは本当に稼げるの？

ネットビジネスで稼げるのか不安に感じている方も多いと思いますが、正しい方法と努力を続ければ十分稼げます。

以下で、ネットビジネスが本当に稼げる理由について解説します。

ネットビジネスが稼げる理由

ネットビジネスが稼げる大きな理由は、インターネットの普及による市場の拡大と、低リスクで始められる点です。

インターネット環境さえあれば、地域を越えた取り引きや、自動化によって効率よく収入を増やすことも可能です。

また、物販や広告収入、スキルの活用など収益化の方法が幅広く、自分にあった手法を選びやすいのも魅力の一つ。

全般的に少ない資金でスケールアップできるため初心者でも挑戦しやすく、稼ぎやすいビジネスモデルといえるでしょう。

どのくらい稼げるのか？

ネットビジネスでどのくらい稼げるかは、選択するビジネスの種類や取り組み方、スキル、投入するリソースによって大きく異なります。

以下は、レベル別のネットビジネスの収益例です。

• 初心者（副業レベル）: 1万～5万円/月
• 中級者（専業化後）: 10万～50万円/月
• 上級者（成功事例）: 100万円以上/月

このように、正しい知識と計画性をもって取り組むことで、ネットビジネスでも月数万円〜数十万円以上を目指すことは十分可能です。

今から始めても遅くないか？

今からネットビジネスを始めても、まったく遅くありません。むしろ、オンライン市場が拡大している今は、絶好のタイミングともいえるでしょう。

新しいプラットフォームや進化したツールが充実していることにより、初心者でもスムーズに取り組める環境が整っています。

また、豊富な成功事例を参考に取り組むことで、成功に近づきやすくなります。

ネットビジネスのリスク

ネットビジネスには、気をつけるべきリスクもあります。
ここでは、ネットビジネスにおけるリスクと対策を紹介します。

ネットビジネスのデメリット

ネットビジネスには手軽さをはじめ、さまざまなメリットがありますが、デメリットもあります。デメリットを知らずにはじめてしまうと失敗するケースもあるため、注意が必要です。

以下では、ネットビジネスのデメリットについて解説します。

売上を安定させるまでに時間がかかる

ネットビジネスは手軽に始められるため、競合が多くなりやすい領域です。売上をあげられる人はほんの一握りであるうえ、ネットビジネスの収入だけで生活できる人はさらに少なくなります。とくに、クレジットカードのアフィリエイト、人気商品のせどりのように、競合が多いビジネスは非常に難しいでしょう。

また、収益化が難しいだけでなく、売上を安定させるまでに時間を要する点もデメリットです。
はじめは誰しも実績や信用がありません。しかし、匿名性が高いネット社会において、実績や信用のない人から商品を購入するのを避けるユーザーも多くいます。まずは、価格を下げてでも売上をあげて、実績や信用を獲得するところから始めるのがおすすめです。

スキルや経験が求められる業務が多い

ネットビジネスは誰でも始められますが、売上をあげるにはスキルや経験が必要です。たとえば、ブログで稼ぐにはSEOやセールスライティングの知識が求められます。
アフィリエイト、アドセンス、note販売などの方法がありますが、それぞれの方法論や違いをわかっていないと収益化は難しいでしょう。

また、誰でもできるアンケート調査やデータ入力などの仕事は、単価が低くなりやすい傾向にあります。一方、SEOライティングやWebデザイン、アプリケーション開発などの仕事は高単価の案件も多いため、労働時間に対する報酬が高くなります。

モチベーションが低下しやすい

ネットビジネスは、時間や場所を問わず業務に取り組めるため、自宅で仕事をするケースが多くなりがちです。また、規模の大きなビジネスを手がけている場合を除けば、ほとんど1人で完結します。そのため、モチベーションを維持しにくいのも事実です。

1人きりの環境でもみずからを律して、仕事に打ち込めるストイックさがないと続けられません。一方、フレキシブルな働き方ができるうえ、人間関係のトラブルに陥りにくいメリットもあるため、ネットビジネスが向いている人にとってはオフィスワークよりも働きやすいでしょう。