【保存版】ECサイトで売上アップを目指すSEO対策を完全解説!
この記事をご覧の方は、「ECサイトの売上を伸ばしたい」「SEOでECサイトの集客を増やしたい」とお考えのことと思います。ネット広告であれば広告費はかかりますが、SEOで上位表示できれば無料で集客ができます。ただしSEOは競合も多いため、上位表示させるためにはノウハウが必須であり、継続するための労力・時間の投資は欠かせません。
今回はECサイトのSEOに7年携わり実績を積んだ筆者が、SEOの基礎知識とコツをご紹介します。初心者の方にこそぜひ読んでほしい内容ですので、ぜひ参考にしてください。
SEOとは検索エンジンの最適化
SEOとは「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の略です。検索エンジンに評価されるよう自社サイトを最適化し、狙っているキーワードで検索されたときに自社サイトを上位表示させる施策です。
SEOの具体的な施策は次の4つです。
- コンテンツ対策
- クローラーとインデックス対策
- ユーザビリティを高める対策
- 外部SEO対策
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
(コンテンツ対策)SEOで上位表示させて売上アップを目指す
ユーザーの検索意図に沿ったコンテンツを発信することで、GoogleやYahoo!などの上位表示を目指し集客をおこないます。この手法は「コンテンツSEO」と呼ばれておりますが、正しい方法でコンテンツ資産を積み上げることで、自然語検索からの集客が期待できます。
コンテンツSEOを実施する手順は次のとおりです。
手順1:ユーザーが求めるコンテンツを調べる
ユーザーが探しているコンテンツは、大きく分けて次の4つの種類(クエリ)があります。
No. | クエリの種類 | クエリの内容 |
1 | Knowクエリ | 悩みや問題を解決する方法を知りたい。 |
2 | Goクエリ | 特定の場所やサイトへ行きたい。見たい。 |
3 | Doクエリ | 行動や購入をしたい。 |
4 | Buyクエリ | 商品を購入したい。比較検討したい。 |
この4つのクエリに対して「ユーザーの検索意図を満たす」情報を盛り込めるかをリサーチします。検索意図に対して、質の高いコンテンツを発信し続けていると、SEO高評価を受けられます。
なお、ECサイトの売上に直結しやすいクエリは、「4→3→2→1」の順番です。「Knowクエリ」は潜在顧客がメインなのでコンバージョンから最も遠いグループです。一方で「Buyクエリ」は、購入意欲が高い顕在顧客であるため、コンバージョン率は高くなります。
手順2:上位表示させるキーワードを選ぶ
ECサイトなら売上につながる「Buyクエリ」のキーワードを狙いたいですよね。しかし残念ながら、コンバージョンの高いキーワードほど競合が多くレッドオーシャンなので、かんたんに検索上位はできません。最初は競合が少ないキーワードを選ぶようにしましょう。
もしTシャツ専門のECサイトであれば、「Tシャツ 釣り」、「Tシャツ ビッグサイズ」や「Tシャツ 70代」といったニッチなワードを。さらに「Tシャツ 釣り レディース」などターゲットをズラしていくことで、競合は減り上位表示が狙いやすくなります。
キーワードは、ECサイト運営で培った経験から選定かする方法もありますが、実際に検索エンジンで検索されているキーワードを調査するのも効率的。キーワードの選定は、Google広告が提供する「キーワードプランナー」がおすすめです。
コンテンツSEOで集客に成功したギフト系ECサイトの事例
筆者は7年近くSEOの現場に携わっておりますが、コンテンツSEOを成功させるコツは「下調べ」にあると考えています。たとえばギフト系ECサイトでは「誕生日」が主力キーワードですが、自社のECサイトで取り扱いのないジャンルのキーワードも積極的に狙います。
たとえば「誕生日 花」や「誕生日 ケーキ」などの幅広いジャンルでコンテンツを量産し、潜在顧客の流入を図ります。そしてページ内にて自社商品をアピールし、認知~ファンを育てる戦略です。
潜在顧客は売上に直結しづらいですが、幅広い分野で上位表示させて集客することができます。愚直にコンテンツ制作を積み重ねることで、売上は22倍まで伸びました。再現性は高いと思いますので、みなさんもぜひ参考にどうぞ。
手順3:選定したキーワードをもとに記事を作成する
キーワードが決まったら、いよいよ記事の作成です。ASPを利用している場合は、「ブログ機能」や「フリーページ」、WordPressなどでコンテンツを作成します。
記事を書くときに気をつけることは、SEOを意識しすぎないことです。SEOを意識しすぎると、キーワードを入れることばかりに集中してしまい内容が不自然になってしまうからです。
また、記事は多くのユーザーが見るためのものではありますが、大多数向けに意識して書くと気負ってしまいなかなか筆が進まなくなるでしょう。大切なことは、「ひとりのお客様から悩みや質問を相談されて、それに対して答える」イメージをもって書くことです。作成するコンテンツはGoogleロボット向けの記事ではなく、あくまで生身の人間向けの記事です。
「ひとりのお客様」のイメージは「ペルソナ」と呼ばれますが、具体的にどんな年代にどんな属性の人かを想像すると、より鮮明に悩みが見えて記事が書きやすくなるでしょう。
コンテンツSEOの記事執筆でプロが意識するポイント
上位表示をさせるにはテクニックが必要です。コンテンツSEOに長く携わる筆者が、プロとして意識しているポイントは次の項目です。
- 上位競合サイトを調査する
- 構成案(見出し案)を作る
- オリジナルの文章を書く
- 共起語をねらう
- タイトルと見出しの最適化をおこなう
- ディスクリプションの最適化をおこなう
- コンテンツを追加する(リライト)
ひとつずつ見ていきましょう。
上位競合サイトを調査する
検索エンジンから高評価を得ている記事が上位表示されています。実際に検索して上位10記事の見出しとコンテンツを徹底的に調べましょう。各記事が3,000文字程度であれば、調査に要する時間は約1時間ほどです。調査は内容を箇条書きにメモするだけでOKです。
記事の構成案(見出し)を作る
構成案は記事の「設計図」です。競合調査を参考に見出しを考え、読みやすい順番に並び替えて作りましょう。コツは「ユーザーが知りたい情報」をなるべく先に伝えること。先出しでユーザーの満足度が向上し、結果として直帰を防いで記事の質が高まります。
オリジナルの文章を書く
競合の記事をコピペはもちろん、上位表示と同等のコンテンツ内容だと評価を受けづらくなります。上位表示させるには、既存の記事を上回る情報量と鮮度、オリジナル性を意識して執筆しましょう。
- その道のプロや担当者の声や調査をする
- 実際のユーザーにインタビューやアンケートをとる
- 手足を動かして得たほかにない情報を載せる
- デメリットなど本当にユーザーが求めていることを書く
- オリジナルの写真を使う
ECサイトでは、お客様の要望や指摘、悩みなど「ネタ」になるコンテンツが多くあります。普段お客様と接するスタッフにもヒアリングしコンテンツ化することで、ユーザーが読みたいと感じられるポイントを先回りして伝えることができます。
オリジナル性の高い魅力的な写真は、画像検索に有効です。クローラーに正しく画像の内容を理解してもらえるよう、alt属性にキーワードを記述することで、画像検索からの集客も期待できます。
コンテンツSEOの記事を外注するときのコツ
ECサイトは少人数で運営している方が多いですので、「コンテンツを作る時間がない…」とお悩みの方も多いと思います。そんな時は、クラウドソーシングなどを活用してライターへ委託する方法もあります。外注する際は、構成案をしっかり作ることで「期待外れ」を防ぐことができます。また、業界の経験者にお願いすると、よりプロ目線のコンテンツに仕上がります。
共起語をねらう
共起語とは、キーワードと関連があり出現率が高い単語のことです。たとえば「ネットショップ」なら「商品」、「販売」、「決済」、「送料」などが共起語です。
共起語をねらうことでコンテンツ内容がより網羅的に補完されるため、ユーザーの検索意図を満たしやすくなります。また、クローラーにコンテンツ内容を理解してもらいやすくなりSEO効果が期待できます。
共起語を探すときは、次の「共起語ツール」がおすすめです。
タイトルと見出しの最適化をおこなう
タイトルタグ(Titleタグ)はSEO施策において、重要な要素のひとつです。重要なキーワードはできるだけ先頭に入れることで、SEO対策になるばかりでなく、検索結果においてクリック率を上げやすくなります。
なお、タイトルの文字数は、パソコンの場合は30文字~35文字、スマホの場合は30文字~41文字です。どのデバイスにも対応できるよう「30文字~32文字」がおすすめです。また、見出し(Hタグ)にもコンテンツに沿ったキーワードを入れましょう。
ディスクリプションの最適化をおこなう
ディスクリプションは、タイトルや見出しに続いてSEOでの最重要な設定に位置づけられています。そして、魅力的なタイトルは、クリック率に絶大な影響を与えます。
たとえば「メンズTシャツ おすすめ」のキーワードでタイトルをつける場合、単純に「メンズTシャツのおすすめ」より、「最新版のメンズTシャツ!店長おすすめのアイテムを一挙紹介!」としたほうが、コンテンツの内容をイメージしやすくクリック率が上がりやすくなります。
コンテンツを更新する(リライト)
記事を公開して2か月~6か月経過しても上位表示できないようであれば、競合と比べてコンテンツ内容が負けている可能性が高いです。競合のキーワードやコンテンツ内容を分析して、自社にない部分をリライトしましょう。
なお、SEO上位表示させるには、次の「E-A-T」を満たすことが重要です。
E(Expertise)→専門性が高いこと
A(Authoritativeness)→権威性があること
T(TrustWorthiness)→信頼できる情報であること
信頼性は「コンテンツの鮮度」も重要な要素です。競合より情報が古いと負けてしまいますので、リライトして鮮度を保ちましょう。
なお、YMYL(Your Money Your Life)と呼ばれる「金融・医療・法律などの生活やお金に関するトピック」の場合は、特に信頼性が重要視されるので注意しましょう。
コンテンツマーケティングを意識し売上につなげる
ここまで「コンテンツSEO」について解説しましたが、ECサイトの運営者は特に意識しておくべきポイントがあります。それは、コンテンツSEOはあくまで「集客」の手段に過ぎず、ECサイトにおける本来の目標は「売上」のほかになし、ということです。
意識したいのは「コンテンツマーケティング」です。コンテンツマーケティングは、SEOなどで集客した潜在顧客に対して、喜ばれる情報や知識を提供し、継続したアプローチでファンに育てる手法です。
特に単価の高い商品やサービスであれば、潜在顧客から即コンバージョンを獲得するのは容易ではありません。そのため、「集客→無料カタログ配布」を第1ステップ、「メルマガ登録→購入」を第2ステップというように、小さなステップアップを設けてハードルを低くし、最終的な本命コンバージョンを獲得しやすくします。継続した関わりで信頼関係が生まれ、潜在顧客が準顕在顧客となり、顕在顧客へとかわります。顧客をファンにして囲い込めれば安定した売上が見込めますので、ぜひ取り組みましょう。
(クローラーとインデックス対策)正しくサイトを認識してもらう
検索エンジンに自社サイトを認識してもらうには、検索エンジンに自社サイトを発見してもらい、検索エンジンのデータベースに登録(インデックス)してもらうことが前提です。
サイトを発見してもらうには、「クローラー」と呼ばれるロボットにサイトへ来てもらう必要があります。クローラーは、どのWebサイトがどんな情報や話題を扱っているかを読み込んで解析をおこなっています。
基本的な考え方は「クローラーに自社サイトの構成や内容を正しく理解してもらう」こと。そしてページを「インデックスしてもらう」ことの2つです。「クロール」と「インデックス」の仕組みを理解しすることで、的確なSEOの対策ができます。
ちなみに日本の検索エンジンでは、GoogleとYahoo!がシェア9割を占めており、双方ともGoogleの検索エンジンを利用しています。そのため、日本向けのECサイトではGoogleのクローラーのみ意識していれば十分です。クローラーの巡回のしやすさ(クローラビリティ)はSEOの基本なのでしっかり抑えておきましょう。
具体的な対策をご紹介します。
販売終了したページを適切に対処する
ECサイトは商品やサービスのページが多くありますが、欠品や販売終了となることがよくあります。欠品や販売終了となったページを適切に対処することで、SEOの評価につなげられます。
SEO界隈で有名なGoogleのマット・カッツ氏は、適切な対処方法について次のように述べています。
サイトの規模 | 推奨の対処方法 |
小規模サイト(商品10~20点) | 再販の予定があるなら、一時的な欠品であることをお知らせする。販売終了の場合、ページを削除しないで訪れたユーザーへ類似の商品を紹介する。 |
大規模サイト(数百~数千点) | 再販の予定があるなら、一時的な欠品であることをお知らせする。販売終了の場合、ページを削除し404エラーを返す。 |
小規模サイトの場合、1商品ごとに丁寧にページを作成していることが多いですよね。丁寧に作成したページを削除するのはもったいないですし、例え販売終了となっても、訪問者へ類似商品を紹介してあげたほうが、親切であり利便性が高く喜ばれます。
ECサイトの規模を問わず、欠品や販売終了した商品ページを「放置しない」ことが大切。 販売終了した商品ページを放置するのは、クローラビリティに影響を及ぼすだけでなく、ECサイトを訪問する利用者にとっても好ましい状態ではありませんので、適切に対処しましょう。
重複ページを適切に対処する
ECサイトでは、重複した商品ページが多く生成されることがあります。たとえば「Tシャツ」の場合、サイズ(S、M、L)やカラーによってパターンが異なるので、同じ商品であっても複数ページになることがあります。
重複ページが多いサイトでは、クローラーにとって「どのページが重要か」の判別がつきません。判別できない場合、クローラーは「低品質のページが多いサイト」と評価してしまうため、SEOにおいて悪影響を及ぼします。
重複ページが多い場合は、次の方法で対処しましょう。
- サイズなどは「プルダウン」で選択できるようにして1ページにまとめる
- 重複するコンテンツをリライトする
- canonical属性タグを利用してURLの正規化(統一)をおこなう
- 不要なページを削除する
商品点数が多いECサイトでは、重複ページが自然と増えてしまいがち。重複ページを適切に対処することで、ECサイトの「質」を高めることができます。
ディレクトリ構造を最適化する
ECサイトは、TOPページ以外にも商品ページやブランド、配送方法、よくある質問などのページがありますよね。作成したページをアップロードするときは、どのディレクトリの階層に入れるかを整理(最適化)することが大切です。
ディレクトリの構造が整理されているとサイト運営と管理がしやすいだけではなく、クローラビリティが向上します。
また、ディレクトリ別に整理することで、各ディレクトリの「テーマ性」が向上します。テーマ性の向上は、SEO的にも高評価を得やすくなります。
なお、ディレクトリ名やページの名前は「短い英単語」で名付けると、ユーザーにとってもクローラーにとってもわかりやすく親切です。また、「メンズファッション」のように2つの単語が並ぶ場合は、ハイフン「-」で「mens-fashion」と区切ると良いでしょう。
パンくずリストを整理する
パンくずリストはディレクトリの階層にそって正しく明記しましょう。
■悪い例
■良い例
クローラーはリンクをたどり巡回するので、パンくずリストを整理することはクローラビリティの向上につながります。
また、ECサイトの利用者にとっても、どのカテゴリの商品を見ているかがわかりやすくなり利便性があがります。
サイトマップを登録する
Googleにサイトのページを認識してもらいインデックスしてもらうために、サイトマップを登録しましょう。サイトマップはXML形式で作成し、「Googleサーチコンソール」を利用して送信します。 なお、サイトマップ登録のありなしに関わらずクローラーは巡回するので、必ずしもサイトマップが必須というわけではありません。サイトマップを登録することで、正確なサイト構成と、新しいページの更新日を伝えることができるため、インデックスされるスピードが早くなることが期待できます。
(ユーザビリティを高める対策)使いやすいECサイトを目指す
ECサイトは、だれでもかんたんに商品を見つけられること。そして、ストレスなく注文ができるサイトが望ましいですよね。ユーザーにとって使いやすく有用なサイトを「ユーザビリティが高いサイト」と呼びます。
ユーザビリティを高めることでユーザーの離脱を防ぐ効果が期待できます。施策はECサイトのジャンルやユーザーの年代などによって異なりますが、ここでは基本的な施策をご紹介します。
モバイルフレンドリー対応
モバイルフレンドリーとは、モバイル(スマホ)向けにサイトを見やすく、操作しやすく最適化することです。Googleは2014年からモバイルフレンドリーサイトを検索順位のランキング要素のひとつとして評価しています。
上の表は総務省が発表した通信利用動向調査(令和元年)ですが、10代~60代の世代において、パソコンよりスマホでのネット利用が多い結果となっています。
スマホで使いづらいサイトはユーザビリティが落ちるため、離脱が増えるばかりではなく、SEOにおいても大きな影響を及ぼします。BtoC向けのECサイトは、モバイル(スマホ)を前提とした構築が特に必須といえるでしょう。
モバイルフレンドリー対応の施策は、主に次の5つがあります。
- 文字を読みやすくする
- フォーム入力(カートなど)を最適化する
- ボタン(リンク)やスクロールをしやすくする
- Flashを使用しない
- モバイル用viewportを設定する
Googleの公表によると「読み込みに3秒以上かかるページは、53%のモバイルサイト訪問者が離れている」とのことです。
ページの表示に3秒かかると半分のユーザーは離脱するという事態は、ECサイトにとっては大きな機会損失といえるでしょう。
スマホが普及した現在では、ページ速度がユーザビリティの大きな要素となっています。Googleもページ速度が遅いサイトの評価を下げはじめているので、検索順位に影響を及ぼします。ページ表示速度を向上させるには、ページで使用する画像サイズを小さくすることが重要です。ほかにもcssの縮小やJavascriptの最適化、ブラウザのキャッシュの活用といったテクニカルな施策もあります。
自社サイトのページ表示速度を知るには、Googleの「PageSpeed Insight」でチェックしましょう。モバイル向けサイトは「2秒以内」を目指したいところです。
常時SSLを利用する
SSLとは、Webサイトの通信を暗号化(HTTPS)し送受信させる仕組みのことです。以前は個人情報を扱うカートやお問い合わせフォームのみをSSLにする形式が一般的でしたが、現在はすべてのページを暗号化する「常時SSL」が主流となっています。
常時SSLに対応していないサイトは、「安全性の低いサイト」位置づけされるため、Googleからの評価を下げられてしまいます。また、Chromeなどのブラウザでは、URLの横に「保護されていません」などの警告が表示されます。
ECサイトの利用者は安全性が低いサイトでの購入を避けますので、警告表示は売上に影響を及ぼしかねません。SEO的にも売上的にも常時SSLは必ず対応しておきましょう。
これから常時SSL化されたECサイトを作りたい場合は、ECサイト構築サービスmakeshop(メイクショップ)をご利用ください。
安価で常時SSLを導入できるほか、かんたんにSEO設定できるので集客面で強さを持ちます。15日間の無料体験からはじめられるので費用や準備も要りません。
(外部SEO対策)共感を呼ぶコンテンツで被リンクを集める
最後に外部SEOについて説明します。外部SEOとは、自社サイト内のコンテンツに、どれだけ外部からリンクが貼られているかの指標です。
外部リンクがたくさん貼られているということは、コンテンツが「第3者から支持されている」ことの裏付けになるため、SEOに大きな影響を与えます。
以前は外部リンクを有料で購入して順位を上げる「ブラックハットSEO」が全盛期の時代もありましたが、現在は終焉を迎えております。外部リンクを有料で購入することや、不自然に外部リンクを貼る行為は、SEOの効果が出るどころか、Googleからペナルティとなり検索順位から消されてしまうリスクがあります。絶対に手を出してはいけません。
有益なコンテンツを発信し続ければ、同じ悩みや質問を持つユーザーから支持され拡散されます。拡散されると自然に外部リンクが集まりますので、運営者は「良質なコンテンツを発信する」ことだけ考えましょう。
なお、SEOではインデックス後にコンテンツ配信がはじまるので、外部リンクが集まるのに時間を要します。
できるかぎり早く外部リンクを集めたいときは、FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSを活用しましょう。SNSで共感を得られれば、SEOより早い段階で拡散が期待できます。
コンテンツの質を高めてSNS拡散を狙う
SEOは検索エンジンからの流入を目的にした施策ですが、質の高いコンテンツを積み上げれば、あなたのECサイトのファンになったユーザーを介してSNSの拡散が期待できます。
SEOでは、たびたび大きなアップデートが行われ検索順位が下がることがよくあります。SEOだけに頼らない集客は、経営の安定にも繋がります。
まとめ
ECサイトの売上アップを目指すためのSEO対策をご紹介しましたが、いかがでしょうか?
SEOは即効性がなく、効果が出るまでに多大な時間と労力がかかります。それでもコンバージョンにつながるキーワードが上位表示されれば、売上アップにつながるので、ぜひ取り組みたいところです。
そしてSEOの面白いところは、単に検索エンジン向けの最適化にとどまらず、突き詰めるとサイト利用者の利便性や信頼性を最適化することでもあることです。
ECサイトの場合、サイトの利便性や信頼性が向上すると、購入率や客単価にも良い影響を与えますので、ぜひ取り組んでみましょう。