EFOとは?入力フォーム最適化施策の進め方と、ツール比較5選!導入のメリット・選び方のポイントも解説

EFOとは「Entry Form Optimization(エントリー・フォーム・オプティマイゼーション)」の略称で、Webサイト上の入力フォームを最適化し、ユーザーの入力完了率を高める施策です。

EFO(Entry Form Optimization)とは?

EFO(Entry Form Optimization)とは?

EFOとは「Entry Form Optimization(エントリー・フォーム・オプティマイゼーション)」の略称で、Webサイト上の入力フォームを最適化し、ユーザーの入力完了率を高める施策です。

Web上で自社の商品購入やサービス申し込みをしてもらうには、ユーザーに個人情報を入力してもらう必要があります。

その際、入力フォームがわかりにくかったり、入力項目が多すぎたりすると、ユーザーが離脱してしまい成約につながりません。

EFOを実施すると入力フォームでの離脱率が低下し、CVR(成約率)を向上させることができます。

EFOの重要性

EFOの重要性

入力フォームの重要性を理解するために、ユーザー側と企業側、両者の視点からEFOの重要性を解説します。

ユーザー視点でのEFOの重要性

ユーザー側の視点で考えてみるとEFOの重要性は理解しやすいです。

ユーザーが製品購入やサービスの申込みをする場合、個人情報などを入力しないといけません。個人情報を入力するということは、素晴らしい製品やサービスを期待して、企業を信頼してくれているということです。

しかし入力フォームの使い勝手が悪く、ストレスを感じてしまうと離脱してしまいます。入力フォームが使いにくかったという理由で、ユーザーは製品購入やサービスの申込みといった目的を達成できず、企業が提供する価値を受けとることができません。

価値を提供したい企業と、価値を受けとりたいユーザーがWin-Winの状態になるためには、EFOを実施し、入力フォームでのストレスをいかに軽減できるかが重要になります。

企業視点でのEFOの重要性

企業側の視点に立つと、顧客満足度向上のほかに、低コストでCVR向上を期待できるというメリットがあります。

一般的に入力フォームでの離脱を「カゴ落ち」と表現します。カゴ落ち対策ツールを提供する株式会社イー・エージェンシーが2021年4月から2022年9月までにおこなった調査によると、ECサイトでのカゴ落ち率は平均約64.7%です。

出典:https://www.submit.ne.jp/cartrecovery/news/20221031

製品購入やサービスの申し込みを決意したユーザーの約7割が、入力フォームで離脱してしまうので、企業にとって効果的なEFO実施が最優先事項となるでしょう。ただ、EFO施策はそれほど工数がかからないという特徴があります。

通常CVRを向上させるには、広告費を費やして集客したり、ユーザーにセールスするためのWEBページの最適化をしたりなど、費用や工数がかかる施策が必要です。

その一方で、入力フォームまでたどりついたユーザーは既に購入意欲が高い見込み客です。入力フォームでのストレスを改善するだけでも満足度が向上し、CVにつながります。

EFOは少ない費用、工数でCVR向上を期待できるため、企業が最優先で対策すべき施策といえるでしょう。

ユーザーが入力フォームから離脱する理由

ユーザーが入力フォームから離脱する理由

EFO施策を実施するためには、ユーザーがどんな理由で離脱してしまうのかを把握する必要があります。

理由は主に3つです。

  • 入力事項が多すぎる
  • 入力が手間だと感じる
  • 入力ミスのエラー表示

ひとつずつ解説します。

入力事項が多すぎる

入力事項が多すぎる

多くのユーザーは入力フォームにアクセスした直後に離脱してしまいます。まだなにも入力していないのに離脱してしまう理由は、入力事項が多すぎると入力が面倒に感じてしまうからです。

入力フォームにたどりついたときに「入力事項が多すぎて面倒だな…」と誰しもが1度は感じたことがあるでしょう。

不必要な項目は排除し、できるだけ入力事項はすくなくしましょう。

入力が手間だと感じる

フォームへの入力をはじめたユーザーでも、入力をストレスだと感じてしまうとすぐに離脱してしまいます。

大半のユーザーがストレスに感じる要因として”入力ボックスが細かく分割されている”というケースが多いです。

入力が手間だと感じる

昨今ではPCユーザーよりもスマホユーザーのほうが多く、ボックスが細かく分割されているとスマホでの入力でとくにストレスを感じてしまいます。

入力ボックスはできるだけ分割せずに、PCでもスマホでも入力しやすいフォームにしましょう。

そのほかにも、入力ボックスに半透明で入力例を表示させるなど、ユーザーがストレスに感じそうな部分を徹底的に排除しましょう。

入力ミスのエラー表示

入力フォームでの離脱要因として多いのが、エラー表示です。

フォームに情報を入力した際、エラーメッセージが何回も出てストレスに感じることは意外と多いです。

全角と半角が細かく指定されていたり、電話番号のハイフンの有無が指定されていたり、エラーがでやすい入力フォームは極力設定しないようにしましょう。

また、エラーメッセージはわかりやすく表示させることが重要です。

入力ミスのエラー表示

自分が入力した項目で、どこにエラーが生じたのかがわかりにくいと、すぐに離脱されてしまうでしょう。

また、多くの入力事項をすべて入力したあと、送信ボタンを押してエラーメッセージが表示される仕様のフォームをたまに見かけますが、ユーザーは再び入力せずに離脱してしまいます。

ユーザーが間違った入力をした場合、その都度エラーメッセージを表示してあげると、すぐに修正することができ、離脱を防ぐことが可能です。

EFO施策の進め方

EFO施策の進め方

実際にEFO施策をどのような流れで進めていけばよいのか、3つのポイントにわけて解説します。

1.離脱されやすそうなポイントを見つける

離脱されやすそうなポイントを見つける方法として、実際に自社のフォームを入力してみて、ストレスに感じる箇所を特定する方法や、ヒートマップツールの使用がおすすめです。

ヒートマップツールとは、ユーザーが入力フォーム上でどのような行動をしたのかを色でわかりやすく表現するツールです。

ヒートマップツールを使用することで、ユーザーがどの項目で離脱しているのか、入力フォームにどのくらい滞在したのか、などのデータを取得することができます。

ユーザーの視点に立って実際に自分で入力してみたり、ヒートマップツールの導入をしたりなど、離脱されやすそうなポイントを絞っていきましょう。

2.フォームの問題点を見つけて仮説を立てる

入力フォームで離脱されやすいポイントを絞ったあとは、仮説を立てていきましょう。

仮説を立てることではじめて対策を考えることができます。

たとえば、ユーザーの滞在時間は長いがCVRが低い場合、下記の仮説が成り立ちます。

現状の問題仮説
ユーザーの滞在時間は長いが、CVRが低い・入力フォームへの入力ルールがややこしく、手間に感じられて離脱されている
・入力ボックスが細かく分割されていて入力しにくい

仮説をいくつかピックアップしたあと、はじめて対策を考えることができます。

仮説対策
・入力フォームへの入力ルールがややこしく、手間に感じられて離脱されている
・入力ボックスが細かく分割されていて入力しにくい
・半角指定や全角指定など、ややこしいルールや設定を排除してみる・住所入力や電話番号の入力など、できるだけかんたんに入力できる工夫をしてみる
・細かく分割されているボックスを結合する

現状の問題を把握し仮説を立てることで、対策を考えることができ、適切なEFOを実施することができます。

できるだけ多くの仮説を立てて対策を考えましょう。

3.ABテストをいくつか実施して検証する

EFOは試行錯誤を繰り返して数値を改善する必要がありますが、その際、効果的な方法として「ABテスト」があります。

ABテストとは、異なるデザインの入力フォームをランダムにユーザーに表示することで、反応がいい入力フォームを効率よく見つける方法のことです。

たとえば、Aパターンの入力フォームとBパターンの入力フォームをランダムにユーザーに表示させ、どちらのCVRがいいのかを検証します。

ABテストを実施することで、効率的にCVRの高い入力フォームを導き出すことができるのです。

WEB上のユーザーのニーズは時代とともに変化しますので、ABテストを活用して日々試行錯誤することが重要になります。

EFOツールの役割と主な機能

EFOツールの役割と主な機能

入力フォームなどを細かく改修したい場合、コーディングなどの専門知識が必要ですが、そのような知識がない方は、EFOツールの導入がおすすめです。

EFOツールを導入すると、専門知識がなくてもかんたんにフォームの改修などができるので、すぐにでもCVR向上が図れます。

EFOツールは事業者によってさまざまな機能を搭載していますが、主な機能を下記にまとめました。

機能概要
住所自動入力郵便番号を入力すると自動で住所を入力してくれる
フリガナ自動入力名前を入力すると自動でフリガナを入力してくれる
ガイド支援入力例などを半透明の文字などで表示してくれる
リアルタイムアラート入力不備などをすぐに教えてくれる
半角/全角自動変換機能自動で半角の文字を全角に修正したり、全角の文字を半角に修正したりしてくれる

上記のような入力を支援してくれるような機能のほかに、ABテストを支援してくれるツールや、各項目での離脱率などの細かい分析機能、運用サポートなどがあります。

EFOツールを導入するメリット

EFOツールを導入するメリット

EFOツールを導入するメリットは主に3つです。

  • フォーム変更、導入の効率化
  • フォームの離脱率低下
  • 分析機能による効果検証の精度向上

ひとつずつ解説します。

メリット1.フォーム変更・導入の効率化

EFOツールは入力支援の機能が搭載されていることがほとんどで、容易にフォームを変更することが可能です。

自社でフォームを変更する場合、コーディングなどの専門知識が必要なので、時間や手間がかかります。EFOツールを使うことでかんたんにフォームを変更することができるので、効率的にEFOを実施できます。

また、運用サポートを受けることができるEFOツールもあるため、EFOのプロからアドバイスを受けることでフォームの改善が効率的になるでしょう。

専門知識がない人でも、入力フォームの変更や改善を効率的におこなうことができるのは大きなメリットといえます。

メリット2.フォームの離脱率低下

分析機能が優れているEFOツールを導入することによって、フォームでの離脱率を低下させることが可能です。

EFOツールではユーザーが入力フォームのどの部分で離脱しているのか、入力にはどのくらい時間がかかっているかなど、ユーザーの行動を細かく分析できるので、すぐに問題点を把握できます。

問題点を把握したら、入力支援の機能を実装することで、ユーザーが利用しやすい入力フォームにカスタマイズ可能です。

EFOツールの分析機能で問題点を素早く把握し、フォームでの離脱率を下げることができるのは大きなメリットといえるでしょう。

メリット3.分析機能による効果検証の精度向上

EFOツールは細かい分析機能があるため、入力フォームの効果検証が正確で、改善の精度が飛躍的に向上します。

たとえばユーザーがどの項目でよく入力エラーをするのか、どの項目で離脱しているのかなどが可視化され、適切な対処をすることが可能です。

また、ABテストに特化したツールなどもあるので、検証の効率化も可能になります。

ほかにも、デバイス別のデータ分析やサイト全体の離脱率、遷移率など、複数の要素をかけあわせた分析が可能で、新たな課題の発見も容易です。

EFOツールを使用することでさまざまな分析ができ、効果検証の精度が飛躍的に向上するのは大きなメリットといえます。

EFOツールを選ぶ際のポイント

EFOツールを選ぶ際のポイント

EFOツールを導入する場合、自社にあったツールを選ぶ必要があります。

EFOツールを選ぶさいのポイントは3つあります。

  • 分析、レポートが充実しているか
  • スマホに対応しているか
  • 導入の手軽さ、費用感はどうか

ひとつずつ解説します。

ポイント1.分析・レポートが充実しているか

EFOツールを導入する際、分析機能やレポート機能が充実しているかどうかは重要なポイントです。離脱率が高い箇所や、エラーメッセージが頻発する箇所など、細かく分析をすることができれば、適切にフォームを改善することができます。

分析機能やレポート機能が充実していると、細かい修正がおこなえるため、結果的にCVRが向上するでしょう。

ポイント2.スマホに対応しているか

近年ではPCよりもスマホユーザーが増加傾向にあるため、スマホに対応したEFOツールかどうかは重要です。

フォームへ入力する際、PCよりもスマホのほうが手間に感じることが多いため、PCだけに最適化された入力フォームではスマホユーザーがすぐに離脱してしまいます。

マルチデバイスに対応したEFOツールを導入することで、PCユーザーとスマホユーザー両者の満足度を向上させ、離脱率を大幅に減少させることが可能です。

ポイント3.導入の手軽さ・費用感はどうか

ECサイトなどでEFOツールを導入するさいは、利用中のシステムと連携できるツールなのかどうかを事前に確認しておく必要があります。

希望のEFOツールを見つけたとしても、自社で使用しているシステムへのツール導入が難しい場合もあり、導入のさいに余計なコストがかかる場合があるからです。

また、EFOツールは初期費用や月額費用が発生するものがほとんどなので、EFO実施にさくことのできる予算なども自社内でよく確認しておきましょう。

市場規模や見込み客数などを参考にし、予算を決めたあとで各社料金プランなどを比較しながらツールを選んでいくのがおすすめです。

【比較】EFOツール5選

【比較】EFOツール5選

ここではおすすめのEFOツールを5つ紹介していきます。自社のサービスとの相性などを考えながら、ぜひ導入の参考にしてみてください。

EFO CUBE

初期費用サポート費用月額利用料
0円~0円~50,000円/月(5フォーム)
※ご利用のシステムによっては初期費用がかかる場合もあり

EFO CUBEは2020年7月末時点で、カート連携実績数・入力補助機能数・導入実績数の3つの部門でNo.1という実績があります。
出典:EFO CUBE公式サイトに記載(2023年9月時点)

多機能な入力補助機能で、ユーザーの満足度を向上させることはもちろん、データ解析機能や導入後のサポート体制も充実。

EFOツールではスマホ対応が別途有料なものもあるなか、EFO CUBEは無料で対応してくれるため、オールラウンドな対応を期待できます。

Gyro-n EFO

初期費用ご利用料金
0円~(3フォーム目以降は設定費用が発生)15,000円~/月(税別)

Gyro-n EFOは導入フォーム数6,000を超えるツールです。

CVRが2.4倍に向上した事例などもあり、大手企業などへの導入実績もあります。

豊富な入力支援機能はもちろん、離脱率の高い必須項目やエラーが頻発している箇所を解析できる「ログ解析機能」も充実しています。

専門スタッフのサポートのもと「タグ」と呼ばれるコードを挿入するだけで、すぐにフォーム改善を実装できます。

初期費用も0円からとなっており、利用料金も比較的安価なため、小規模事業者におすすめです。

GORILLA EFO

契約期間初期費用月額利用料
6ヶ月~(6ヶ月経過後、6ヶ月ごとの更新)30,000円9,800円/1アカウント5フォームまで

GORILLA EFO最大の魅力は「月々9,800円から」という圧倒的な低コストな点です。

導入フォーム数も2,500フォームを突破しており、大手企業などへの導入実績もあります。

入力支援機能も20種類以上と豊富で、スマホ対応の入力サポートも充実。即日無料見積などもあるので、まずは無料で相談してみることをおすすめします。

EFOcats

プラン初期費用月額費用
スマホ最適化プラン300,000円40,000円/1ドメイン
スマホ+PC最適化プラン400,000円60,000円/1ドメイン

EFOcatsは既存の入力フォームを「ステップ型フォーム」に変えることで、CVR向上を図るツールです。

ステップ型フォームとは、1項目ごとに1ページずつ分割されているフォームのことをいいます。

たとえば、名前と年齢を入力して「次へ」ボタンをタップ、住所を入力して「次へ」ボタンをタップ…というように、入力項目を複数のページに分け、入力完了率向上を図るという手法です。

求人サイトや保険会社の入力フォームなど、どうしても入力項目が多くなるケースだと、ステップ型フォームを採用することでスッキリとした印象をユーザーに与え、情報入力へのハードルをさげることができます。

Form Assist

利用料金
要問い合わせ

Form Assistは国内で最初にサービス化したEFOツールで、10年以上の実績と長年蓄積したノウハウで離脱率を低減させるEFOツールです。

導入フォーム数は5,000を超え、7年連続シェアNo.1の実績もあります。

出典:Form Assist公式サイトに記載(2023年9月時点)

さまざまな課題に対応できる40種類以上の基本機能があることに加え、基本機能で補うことができない特有の課題は、課題にあわせて機能カスタマイズなどをおこなってくれます。

機能の柔軟性が高く、さまざまな職種のフォームを最適化することが可能です。

まとめ

WEBサイト上で売上を立てるためには入力フォームが必須になります。

入力フォームが使いづらいものだと、ほとんどのユーザーが離脱してしまい、機会損失につながってしまうのでEFOは重要な施策です。

EFOを実施することで、離脱率を低下させてCVR向上とユーザーの満足度向上につなげましょう。

EFOツールを使用することで、効率的にCVR向上を図ることができます。場合によっては導入を検討し、EFO実施を最優先で取り組むことをおすすめします。

SNSでシェアする

関連記事

None found

あらゆる業態・商材の
ECビジネスをトータルサポート
ECサイト構築はmakeshop