EC運営に関する資格まとめ!就職・転職に有利なおすすめ資格とは?

ネットショップを始めたいけれど、スキルがなくEC運営にお悩みの方必見。今回は取得しておくと就職や転職にも有利な資格を紹介します。資格を取得することで知識やノウハウがあると、客観的に証明する手段となるので、是非参考にしてみてください。

ECサイトの運営に必要な資格はある?

ECサイトの運営するうえで必須資格はありませんが、取得しておくと役立つ資格にはさまざまなものがあります。たとえば、ECサイトの運営業務に関する知識を問う検定、ITやWebデザインの技能を問う資格などは、実務に役立つスキルを身につけられます。

ECサイトの運営に役立つ資格14選

ECサイトの運営するうえで必須資格はありませんが、取得しておくと役立つ資格にはさまざまなものがあります。たとえば、ECサイトの運営業務に関する知識を問う検定、ITやWebデザインの技能を問う資格などは、実務に役立つスキルを身につけられます。

ECサイト運営に関する資格

ECサイトの運営に関する資格には、ネットショップ実務士やネットショップマスター認定資格などがあります。いずれもECビジネスの基本や実践的な知識の有無を確認する資格です。
以下では、ECサイトの運営に関する資格について解説します。

ネットショップ実務士(ネットショップ検定)

ネットショップ実務士は、ECサイト運営全般について幅広い知識を学べる資格です。実務士補から始まり、その後は実務士としてレベル1からレベル5までのレベルに分かれています。
レベル1では基礎知識、レベル2とレベル3では実践的な知識・実務、レベル4とレベル5ではECサイトの経営企画が主な内容となっています。

ネットショップマスター資格認定

ネットショップマスター資格認定は、ECサイトの運営に関わる知識を学べる資格です。ただし、民間の認定資格ではなく、座学形式の講座を受講すると資格を取得できます。
そのため、自らの知識や技能を客観的にアピールするには向いていませんが、資格を取得すると提携ASPや個別セミナーの割引、EC運営に関する相談窓口の提供などが受けられます。

通販エキスパート検定

通販エキスパート検定は、ECサイトの運営実務に関する知識を学べる資格です。3級から1級まで3つのレベルに加えて、スペシャリストコースの2つのレベルがあります。
通販エキスパート検定はレベルが高いことで知られており、1級は通販コンサルタント、スペシャリストコースは経営者に匹敵するレベルです。

ITやWebデザインに関する資格

ITやWebデザインに関する資格には、ITパスポート試験やWebデザイン技能検定などがあります。デザイナーやエンジニアなどの専門職として働く場合には、以下で紹介するような資格を取得しておくと、就活や転職にあたりアピールするうえで有利です。
以下では、ITやWebデザインに関する資格について解説します。

ITパスポート試験

ITパスポート試験は、業界を問わず活用できる知識を学べる資格です。情報システムはもちろん、サーバーやIOT、AIに至るまで、幅広い知識が問われます。
難易度はそれほど高くありませんが、Web全般に関する知識を体系的に習得できるため、まずは基礎からおさえたい方におすすめです。

Webデザイン技能検定

Webデザイン技能検定は、Webデザインの基本と実務について学べる国家資格です。Web業界においては唯一の国家資格となっており、3級から1級まで3つのレベルに分かれています。
マークシートのほか、HTMLとCSSの実技試験も実施されており、スキルをアピールするのに向いています。

Webデザイナー検定

Webデザイナー検定は、コンセプトやフレームの設計、制作や運用に関する知識を学べる資格です。ベーシックとエキスパートの2つのレベルに分かれており、デザインに特化した内容となっています。
Webデザイン技能検定はエンジニア・デザイナーのどちらにも向いていますが、Webデザイナー検定はデザイナーとして活躍したい方にとくに向いています。

HTML5プロフェッショナル認定資格

HTML5プロフェッショナル認定資格は、HTML5、CSS3、JavaScriptに関する知識を学べる資格です。Web制作において必須となるプログラミング言語の知識が問われるため、Web業界内での人気も高い資格となっています。
Webデザイナーやエンジニアはもちろん、Webディレクターをはじめとするマネジメント職にもおすすめできる内容です。

Webクリエイター能力検定

Webクリエイター能力検定は、HTMLやCSSを用いたクリエイティブを学べる資格です。世界標準に対応しており、Web関連の検定の中でもっとも受験者数の多い資格となっています。
スタンダードとエキスパートの2つのレベルに分かれており、前者はレイアウトを忠実に実現する能力、後者はデザインとユーザビリティを両立する能力が求められます。

Webマーケティングに関する資格

Webマーケティングに関する資格には、ネットマーケティング検定やマーケティング・ビジネス検定などがあります。マーケティングは、ECサイトを運営する中で集客や販促にあたり必須となる知識です。
以下では、Webマーケティングに関する資格について解説します。

ネットマーケティング検定

ネットマーケティング検定は、Webマーケティングについて基本的な知識を学べる資格です。Webサイトの構築から集客に至るまで、Web運用者が身につけるべき内容を幅広く網羅しています。
マーケティングだけでなく、制作や運用についても総合的な知識が問われる点が特徴的です。

マーケティング・ビジネス実務検定

マーケティング・ビジネス実務検定は、さまざまな業種におけるマーケティング手法を学べる資格です。A、B、Cの3つのレベルに分かれており、基礎からマネージャークラスまでを網羅しています。
マーケティング職についている方であれば、業界や業種を問わずおすすめできる資格です。

Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)

Googleアナリティクス個人認定資格は、Googleの公式認定資格です。同社が提供するWeb分析ツール「Googleアナリティクス」に関する問題が出題されます。
Googleアナリティクスは、Webマーケターにとっては必須ツールの一つであるため、マーケティングに携わる方にとってはおおいにアピールになります。

Webアナリスト検定

Webアナリスト検定は、Web運営におけるデータ分析についての知識を学べる資格です。集客から回遊、コンバージョンに至るまでの一般的な分析のほか、問題を調査・解決するための手法も問われます。

ウェブ解析士

ウェブ解析士は、Web上のデータ解析についての知識を学べる資格です。ウェブ解析士、上級ウェブ解析士、ウェブ解析士マスターの3つのレベルに分かれており、幅広いレベルを網羅しています。
ウェブ解析士マスターになると、マクロ解析やミクロ解析、講師養成にも携わることができるレベルです。

WACAウェブ解析士

WACAウェブ解析士は、Web解析に関する知識を学べる資格です。KPIやファシリテーションを含む、さまざまな観点からデータ解析に関する知識を問われます。初級、上級、マスターの3つのレベルに分かれています。

EC業界への就職・転職におすすめの資格はある?

EC業界への就職・転職を目指す場合、ECサイト内で扱う商材によっておすすめできる資格は異なります。ここまでで紹介した資格は、商材やジャンルを問わず活用しやすいものでしたが、中には特定の業界に特化した資格もあります。

ファッション・アパレルECなら色彩検定

色彩検定は、色彩に関する知識や技能を学べる資格です。3級、2級、1級の3つのレベルに分かれており、デザインについての知識も幅広く求められます。ファッションやアパレル業界ではもちろん、企画職においても活躍するでしょう。

家具・生活雑貨ECならインテリアコーディネーター

インテリアコーディネーターは、インテリアの歴史やコーディネートプランに関する知識を学べる資格です。一次試験と二次試験が設けられており、二次試験では与えられた課題に対するインテリアプランの記述・プレゼンテーションが課されます。

化粧品・美容ECならコスメコンシェルジュ

コスメコンシェルジュは、美容や化粧品に関する知識を学べる資格です。成分表記の理解や五感による評価はもちろん、接客マナーや法律についても問われます。化粧品・美容業界で働く方にとって必須となるスキルを身につけられます。

EC運営の資格によくある質問

近年、EC市場の盛り上がりにともなって、EC関連の資格について疑問をもっている方も多いのではないでしょうか。もっともメジャーなネットショップ検定の評判や難易度、もっていると有利な資格などは多くの方が気になるポイントです。
以下では、EC運営の資格についての質問に回答します。

ネットショップ検定の評判は?

ネットショップ検定は、特別高い評価を得られるわけではありませんが、業界内でもある程度は評価される資格です。
EC担当者として働くうえで強くアピールになるほどではないものの、一定のスキル・知識を有していることの証明にはなります。

ネットショップ検定と通販エキスパート検定はどう違う?

ネットショップ検定は、ECサイトの制作担当者、コンサルタントを主なターゲットとしています。主に、ECサイトに携わる方を対象とした内容です。一方、通販エキスパート検定は通販全般を網羅しています。

ECコンサルタントに必要な資格は?

ECコンサルタントもECサイトの運営と同様、必須の資格はありません。ただし、コンサルタントには知識や経験が求められるため、資格をもっておくと有利になります。
ECコンサルタントとして活動する方には、以下のような資格がおすすめです。

  • 応用情報技術者
  • ITストラテジスト
  • マーケティング・ビジネス実務検定
  • ウェブ解析士
  • ネットマーケティング検定

越境ECでもっていると有利な資格は?

越境ECの制作や運用においては、英語力が必須です。海外の顧客に対して商品を販売するうえで英語を活用できることは強みになります。

まとめ

ECサイトの開設や運用にあたって必須の資格はありませんが、もっていると有利な資格は存在します。
とくに、EC業界への就職や転職においては、資格をもっていることが知識やノウハウがあると、客観的に証明する手段にもなります。なお、資格を取得する際は、業種や職種によって活用しやすいものを選ぶことも大切です。

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